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2023.8.14

デイサービス(通所介護)とは?サービス内容や費用、どんな人が対象かをわかりやすく解説

デイサービス(通所介護)とは?サービス内容や費用、どんな人が対象かをわかりやすく解説

「デイサービスって何?」
「デイサービスに行くとどんなことができるの?」

と疑問がある方に、デイサービスとは何か、デイサービスで受けられるサービス内容や費用などについてまとめました。

これからデイサービスの利用を検討している方や、ご家族にデイサービスを利用したい高齢者がいる方は、ぜひ参考にしてください。

デイサービス(通所介護)とは?

デイサービス(通所介護)とは?

デイサービス(通所介護)は、要介護認定を受けた方ができる限り自立した生活を送れるように、食事や入浴などの日常生活の支援や、機能訓練やレクリエーションなどの身体機能向上のためのサービスを提供している施設です。

また、デイサービスは日中施設内で過ごすため、高齢者の孤独感の解消、ご家族の身体的・精神的な介護負担の軽減を図る目的でも利用されています

デイサービス(通所介護)は何をしてくれる?

デイサービス(通所介護)は何をしてくれる?
  • 送迎
  • 健康チェック
  • 食事の提供
  • 入浴・排泄の提供
  • リハビリ
  • レクリエーション
  • 口腔ケア

デイサービスは、食事や入浴などの日常生活の支援の他に、さまざまなサービスが受けられます。
デイサービスの具体的なサービス内容について解説します。

送迎

デイサービスでは、自宅から施設までの送迎を行っています。車椅子の方も車椅子ごと乗降できるリフト車で送迎をしてくれるため、安全に乗車することが可能です。

健康チェック

デイサービスに到着すると、看護師や介護士が血圧や体温・脈拍などの健康チェックを行います。この健康チェックは、その日の利用者の体調の確認や、入浴やリハビリの可否を決める指標となります。

食事の提供

1日型のデイサービスは、昼食やおやつなどの提供があります。栄養バランスが考えられているだけでなく、刻み食やソフト食など食事形態も一人ひとりに合わせたものが提供されます。

厨房で調理してできたての料理を提供している施設や、調理済みの食品を温めて提供する施設など提供方法はさまざまなので、利用するデイサービスに確認すると良いでしょう。

入浴・排泄の介助

デイサービスでは、入浴や排泄介助などの基本的な生活介護が受けられます

自宅の浴槽をまたぐのが大変になってしまった方や、介護度が高く一般的な浴槽での入浴が難しい方も、機械浴などを利用し介助の下安全な入浴が可能です。

座って入浴するリフト浴や、寝た状態で入浴ができる機械浴などの設備の有無は、施設によって異なるため、利用前に確認しましょう。

また、声かけによるトイレ誘導やパット・おむつの交換など、その方に合わせた方法で適切な排泄介助を行います。デイサービスでの入浴や排泄の介助は、ご家族の負担軽減にもつながるでしょう

リハビリ

身体機能の維持・向上を図るために、機能訓練などのリハビリを提供しています

機能訓練の内容は、一人ひとりに合わせた個別のリハビリや集団で行う体操口腔体操や認知機能向上のトレーニングなど施設によってさまざまです。

筋力の低下を感じている方や、一人では体を動かす機会がない方も、デイサービスなら楽しく運動ができるでしょう!

レクリエーション

デイサービスでは、体を使ったゲームや脳トレなど、さまざまなレクリエーションを実施しています

レクリエーションは、他者との交流を持てる上に、体を動かしたり頭を使って考えたりすることで、身体機能向上や認知症予防にも効果が期待できます。

口腔ケア

歯磨きや義歯のお手入れなど、基本的な口腔ケアが提供されます。また、口腔ケアは口腔内を清潔に保つことだけでなく、咀嚼や嚥下などの機能面のケアも含まれます

高齢者にとって口腔内を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎などの病気のリスクを軽減させ、健康的な暮らしを継続する助けとなるでしょう。

デイサービスの仕事内容について詳しくはこちら↓
デイサービスの仕事内容紹介!1日の流れや向いている人・無資格でもできるか等解説

デイサービス(通所介護)の種類

デイサービス(通所介護)の種類
  • 一般型
  • 認知症対応型
  • リハビリ特化型
  • 療養型
  • 地域密着型

デイサービスにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

一般型

健康チェック、食事、入浴や排泄介助、機能訓練、レクリエーションなどの一般的な介護サービスが提供されます

定員は19名以上で、施設によって利用者の人数は異なりますが、ほとんどの施設が大人数になる傾向にあります。施設によって特色が出やすいため、自分に合った施設を選びましょう。

認知症対応型

認知症対応型のデイサービスは、認知症の診断を受けた方のみ利用できる施設です。一般的なデイサービスのサービス内容に加え、認知症の方への専門的なケアが行われます。

利用人数は12名以下と少人数なので、一人ひとり手厚いケアが受けられることも特徴の一つです。

リハビリ特化型

リハビリ特化型のデイサービスは、筋力トレーニングや歩行訓練などの機能訓練を重点的に行う施設です。一般的なデイサービスのように入浴や食事の提供がある施設もありますが、機能訓練のみの施設もあります。

多くの施設では、午前と午後の半日で利用者が入れ替わるのが特徴で、短い時間で集中して運動に取り組みたい方におすすめです。

療養型

  • 要介護1〜5の認定を受けた方
  • 難病や脳血管疾患後遺症等の重度要介護者
  • がん末期患者
  • 認知症の診断を受けている方

療養型のデイサービスは、常に医療ケアを必要とする方を対象とする定員9名以下の施設です。具体的な対象者は上記の通りです。

また、上記に当てはまらない場合でも、常時医療的なケアが必要な方は利用できる可能性があります

地域密着型

地域密着型のデイサービスは、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した生活を送れるよう、市町村が指定している施設です

原則として施設と同じ市町村に居住している要介護者のみ利用できます。利用定員は18名以下と小規模なため、一人ひとりのニーズに合わせた柔軟なサービスが受けられるでしょう。

デイサービスの種類や特徴について詳しくはこちら↓
デイサービス選びに迷っている方必見!種類・特徴・サービス内容・選択のポイントを解説

デイサービスのサービスはどんな人が受けられる?要支援は利用不可?

デイサービスのサービスはどんな人が受けられる?要支援は利用不可?

デイサービスを利用するためには、いくつかの条件があります。 どのような方が利用できるのか、詳しい利用条件を解説します。

利用条件

デイサービスは、要支援1・2、要介護1〜5の介護認定を受けている65歳以上の高齢者が利用できます

介護認定の申請をし、介護が必要な状況ということが認められれば、デイサービスなどの介護サービスの提供を受けられます。

※65歳以下で下記16種類の特定疾病を抱えている方は介護認定の申請が可能

  • がん(末期がん)
  • 関節リウマチ
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  • 後縦靱帯骨化症
  • 骨折を伴う骨粗鬆症
  • 初老期における認知症
  • 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
  • 脊髄小脳変性症
  • 脊柱管狭窄症
  • 早老症
  • 多系統萎縮症
  • 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
  • 脳血管疾患(脳出血、脳梗塞等)
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

要介護認定について詳しくはこちら↓
【要介護認定のメリット・デメリット】要介護認定で受けられる公的サービスや特徴を解説

要支援の利用について

要支援認定を受けた方は、各市町村が主体となって行う総合事業の「介護予防・生活支援サービス事業」としてデイサービスの利用が可能です

また、要支援1の場合は週1回まで、要支援2の場合は週2回までと、利用回数に制限がある場合があります。

利用回数や条件は自治体によって異なるため、介護予防サービスの利用を検討している方は、お住まいの自治体にご確認ください。

デイサービスの対象者や介護認定を受けていなくても利用できるサービスについて詳しくはこちら↓
健康な人もデイサービスを利用できる?対象者や介護認定なしで使えるサービス紹介

デイサービスにかかる費用

デイサービスにかかる費用

デイサービスの費用は、介護保険が適用されるものと適用されないものがあります

介護保険が適用されるサービスは、利用料とサービス加算です。

利用料は、デイサービスに滞在すること、送迎、レクリエーションなどに対して請求される金額のことで、介護度やデイサービスの利用時間、地域によっても金額が変動します。

サービス加算は、入浴介助や個別機能訓練など、特定のサービスなどに対して追加請求される料金で、施設によって異なります。

また、介護保険が適用されないサービスは、昼食やおやつなどの食費、おむつ代などの日用品です。おむつ代などは実費で請求されますが、自宅から持ち込めば費用は不要です。

デイサービスの費用について詳しくはこちら↓
デイサービスの費用は月額どれくらい?料金の平均や確定申告できるか解説

デイサービスでの過ごし方やスケジュール

時間内容
09:00【送迎】
スタッフが施設を出発し、ご自宅へ向かいます。
09:30【健康チェック】
到着したら、スタッフが体温・血圧・脈拍などの状態を確認します。
10:00【入浴】
健康チェックで問題がなければ、一般浴や機械浴など体の状態に合わせた方法で入浴を行います。

【リハビリ】
施設によってリハビリの方法は異なりますが、マッサージやストレッチなどの個別のリハビリや運動を行います。
12:00【昼食・口腔ケア】
昼食を摂り、歯磨きや口腔ケアを行います。
13:00【休憩】
昼食後は、テレビを見たり利用者同士でお話をしたりゆっくりと過ごします。
13:30【入浴】
午前中に入っていない方の入浴を行います。
14:00【レクリエーション】
体を使ったレクリエーションや脳トレなど施設によってさまざまなレクリエーションが実施されています。
15:00【おやつ】
水分補給と共に、おやつの提供があります。
16:00【送迎】
施設の送迎車でご自宅までお送りします。

1日型の一般的なデイサービスのスケジュールは上記の通りです。

デイサービスに到着した方から順次健康チェックを行い、体調に問題はなければ午前中に入浴やリハビリなどを行います。

昼食が終わり口腔ケアなどを済ませたら、午後からは体を使ったゲームや脳トレなど、利用者がみんなで楽しめるレクリエーションを実施します

また、デイサービスでも1日型と半日型とではスケジュールが異なるため、自分の希望にあった施設を選ぶと良いでしょう。

半日デイサービスの内容について詳しくはこちら↓
半日型デイサービスって? 内容や1日の流れ・入浴の可否を紹介!

デイサービスのメリットデメリット

デイサービスのメリットデメリット

生活介助やリハビリなどの提供があるデイサービスですが、デイサービスを利用すると利用者や家族にどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?

デイサービスを利用する上でのメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

  • 機能訓練で身体機能の維持や向上が目指せる
  • バランスの良い食事がとれる
  • 入浴・排泄等の生活介助をしてもらえる
  • 他の利用者と交流できて社会参加できる
  • 精神的ケアになる

入浴や排泄介助などの生活介助が受けられる他、一人ひとりの体の状態に合わせた機能訓練の提供があります。体力や筋力低下を感じている方は、デイサービスで機能訓練を受けることで身体機能の維持向上を図ることができるでしょう。

また、栄養バランスを考えた食事の提供があることもメリットの一つです。

自宅に閉じこもりがちな方は、デイサービスの利用で他者との交流を持つことができます。社会との関わりを持つことで、楽しみや生きがいが見つかり、孤立感の解消や精神的にも良い効果が期待できるでしょう。

しかし、中には入浴だけしたい、1日デイサービスに行くのは疲れてしまう、という方もいるのではないでしょうか?デイサービスにはさまざまな種類がありますが、入浴特化型のデイサービスはそんなニーズにも対応しています。

入浴特化型デイサービスについて詳しくはこちら↓
【入浴特化型】デイサービスで入浴のみは可能|目的や料金について

デメリット

  • 費用がかかる
  • 通うのが大変
  • 他者との交流が負担になることがある

デイサービスは、介護度や利用時間・利用回数に応じて費用が発生するため、利用回数が増えるほど費用の負担も大きくなります

食費やその他日用品も別途費用が発生するため、人によっては費用面での負担がデメリットとなるでしょう

また、普段あまり外出をしない方は、デイサービスに通うこと自体に大変さを感じてしまったり、デイサービスの雰囲気が合わない場合も他者との交流にストレスを感じてしまったりと、精神面で負担がかかる可能性があります

事前にデイサービスへ見学に行き、サービス内容や雰囲気を確認することはとても大切です。

デイサービスは介護に特化した施設ですが、医療ケアに特化した「デイケア」という施設もあります

デイサービスとデイケアに違いについて詳しくはこちら↓
デイサービスとデイケア|どっちを選んだらいいの?違いと選び方を解説

デイサービスの利用がおすすめな人

デイサービスの利用がおすすめな人
  • 外出機会がない
  • 日常動作が困難
  • 機能訓練を受けたい
  • 家族の負担を軽減したい

独居の方や、社会との交流が少なく外出機会がない方は、デイサービスの利用で孤立感の解消や他者と交流を図ることができます

日常動作が難しくなってきた方も、機能訓練を受ければ身体機能維持向上を目指すことが可能です。また、入浴や排泄介助などの生活介助を受けられるため、ご家族の介護負担軽減にもつながるでしょう。

デイサービスに通うにはどうすればいい?

デイサービスに通うにはどうすればいい?
  1. 要介護認定申請
  2. 担当ケアマネジャーに相談
  3. デイサービスを選ぶ(見学や体験に行く)
  4. 契約手続きを行う

デイサービスを利用するまでの流れは、大きくわけて4ステップです。介護認定の申請からデイサービス利用までの具体的に何をすればいいかを解説します。

要介護認定申請

デイサービスを利用するには、まず介護認定を受ける必要があります。介護サービスの利用を検討している方は、お住まいの役所や地域包括支援センターで申請の手続きをしましょう。

本人が入院中で申請手続きができない場合は、家族が代理で申請できます。家族や親族に支援者がいない場合も、地域包括支援センターや居宅介護支援事業者などで代行してもらうことが可能です。

担当ケアマネジャーに相談

介護認定を受けると、担当のケアマネジャーが紹介されます。ケアマネジャーは、要介護者が自立した自分らしい生活を送れるよう、その人に合ったケアプランを作成します。

デイサービスを利用したい場合、どんな施設を希望しているか、週何回通いたいかなど、本人やご家族の要望をしっかりとケアマネジャーに相談しましょう

デイサービスを選ぶ(見学や体験に行く)

ケアマネジャーから地域のデイサービスを紹介してもらったり、自分で自宅近くのデイサービスを探したりと、利用するデイサービスを選びましょう

また、デイサービスを利用する前に、実際に利用したい施設へ見学へ行き、施設の雰囲気やサービス内容の確認をすることをおすすめします

契約手続きを行う

利用したいデイサービスが決まったら、事業所と契約の手続きを行います。これで、デイサービスの利用が可能になります。

りふりはリハビリ特化型!半日利用でも入浴可

りふりはリハビリ特化型!半日利用でも入浴可

りふりは、身体機能の回復と日常生活の向上を目指す「生活リハビリ」に特化したデイサービスです。また、利用時間も3コースあり、半日の利用でも入浴が可能です。

生活リハビリデイサービスりふりの詳しい情報について、紹介します。

3コースある!

りふりの利用時間は、9時〜13時、10時〜16時、13時〜17時の3コースあり、利用者やご家族の希望に合わせて利用できます

また、入浴もリハビリの一環と捉えているため、午前だけ、午後だけの短時間利用の方も、お風呂の利用が可能です

長時間利用の方は、レクリエーション(趣味活動)の時間を設けており、映画鑑賞や読書、利用者同士での将棋など、さまざまな活動を行っています。

一人ひとりに合わせて1日のスケジュールを組み立てているため、自分のペースで無理なく利用できます

マンツーマンリハビリ!

りふりでは、理学療法士や作業療法士、柔道整復師などの専門家がマンツーマンでリハビリを行っています

身体の状態や生活習慣は人によってさまざまなので、利用者一人ひとりの状態を確認し、その結果や目標に応じてメニューを組み立てていきます。

また、りふりのリハビリは単なる運動や筋トレではなく、歩く、食事をする、着替えをする、トイレに行く、入浴するなどの、実際の生活で行う動作を中心とした生活動作訓練を実施しています

その方に本当に必要なリハビリを行うことで、生活の質が向上し、より自分らしい暮らしを実現できるでしょう!

入浴は個浴!

りふりは家庭のお風呂をイメージした個浴を提供しており、自分だけの入浴タイムを満喫できます

また、リフト式の椅子に座って入浴するリフト浴も完備しており、浴槽をまたぐことが難しい方や車椅子上で座位を保てる方なども、安全に入浴が可能です

デイサービスを利用して自分らしい生活を送ろう!

デイサービスは、要介護認定を受けた方が食事や入浴、排泄介助などの日常生活上の支援や、機能訓練やレクリエーションなどのサービスを受けられる施設です。

デイサービスの利用は、利用者の身体機能の維持向上、孤立感の解消だけでなく、ご家族の介護負担の軽減にも繋がります

また、デイサービスは事業所によってさまざまな特徴があります。利用する際は、事前に見学や体験に行き、どんなサービスがあるか、どんな設備があるかなど情報収集をすることが大切です。自分に合った施設選びをして、心身ともに健康で自分らしい生活を送りましょう!

生活リハビリデイサービスりふりでは、利用時間が3コースあり、利用者やご家族の希望に合わせて利用できます。半日の利用でも入浴が可能です。

また、理学療法士などの専門家によるマンツーマンのリハビリを行っており、利用者一人ひとりの身体の状態や目標に応じて、本当に必要なリハビリを提供しています。

生活リハビリに特化したデイサービスで、これからやりたいこと、叶えたいことを実現しましょう!




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