【入浴特化型】デイサービスで入浴のみは可能|目的や料金について
「デイサービスで入浴のみして帰って来ることはできるの?」
料金面でデイサービスの1日利用が難しい方や自宅以外に長くいると疲れてしまう方などは、デイサービスで入浴のみして帰宅することができるのでしょうか。
在宅介護は入浴介助が双方に大きな負担となることがあります。
施設などでプロに入浴介助をしてもらうほうが、要介護者も介護者も安心ですよね。
この記事では、デイサービスで入浴のみの利用ができるかどうかについて解説します。
■デイサービス 特定の施設に入所せず日中に日帰りで利用できる通所介護サービス
■デイサービスでの入浴支援利用について
・要支援:利用不可
・要介護:利用可能
■デイサービスで入浴支援を利用する目的
・自宅での入浴が困難
・日中の時間帯に自宅に介護者が不在
・スタッフや他の利用者と交流して充実した時間を過ごしたい
・介護者や家族の負担軽減
1.「要介護」の方はデイサービスで入浴のみ利用可能
デイサービスとは、特定の施設に入所せず日中に日帰りで利用できる通所介護サービスのことです。
地域管轄の「通所支援」施設なら要支援の方も『予防通所介護』という名目での利用が認められるケースがあるようですが、基本は介護保険区分の要介護1〜5の人が利用可能です。
要支援に認定されると
「ひとりで入浴可能」だが「お風呂掃除は誰かの手助けが必要」という状態を意味します。
ひとりでの入浴が可能であれば、入浴介助の必要性がないのでデイサービスの入浴サービスは利用できません。
2.デイサービスで入浴するメリットデメリット
要支援ではデイサービスの入浴支援は利用できません。
要支援と要介護では「自立、要支援、要介護」に違いがあるからです。
ここでは、入浴に絞って説明します。
2-1.メリット
- 自宅入浴の困難解消
- 日中の時間帯に自宅に介護者が不在
- スタッフや他の利用者と交流して充実した時間を過ごしたい
- 体調チェック
- 介護者や家族の負担軽減
入浴支援のみであれば訪問入浴介護の選択もありますが、あえて「デイサービスでの入浴」を希望した場合の目的やメリットを考えてみましょう。
◇自宅入浴の困難解消◇
怪我や病気によって介護が必要になった要介護者は、自分ひとりで身体の衛生状態を保つことが難しいです。
介護者や家族が手伝おうと思っても、身体の大きな大人の入浴はとても大変です。
自宅の一般的な浴槽に対して、デイサービスには、「チェアー浴」「リフト浴」「ストレッチャー浴」などの要介護者向けの特別仕様の浴槽が備わっている施設もあります。
浴槽などの設備は、各施設によって異なるので事前に確認をしたうえで、サービスを利用できれば、自宅での入浴困難は解消されます。
入浴介助の際、プロのスタッフはただ介助するのではなく、要介護者に残った身体機能を少しでも維持できるよう関わるので、介護者にとってメリットと言えるでしょう。
◇日中の時間帯に自宅に介護者が不在◇
自宅に介護者がいれば訪問入浴も可能ですが、介護者不在の場合はデイサービスの利用も検討されるようです。
施設によっては送迎できる距離に制限がありますが、行き帰りの送迎サービスを利用できれば様々な状態の方でも、安全に自宅と施設を行き来できるでしょう。
◇スタッフや他の利用者と交流して充実した時間を過ごしたい◇
在宅介護は、関わる人が限定されるため他者との交流が少なくなります。
入浴支援サービスの短い時間でも、スタッフや他の利用者との交流を通して充実した時間を過ごしたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
また、デイサービスは入浴支援サービスの他にも、機能訓練やレクリエーションなどのサービスもあるので、様々な状態の方が無理なく楽しく過ごせる環境です。
◇体調チェック◇
入浴の前後には、体調面を必ずチェックします。
視診・検温・脈拍・血圧など、要介護者が安全に入浴できるかどうか健康状態を確認。
体調不良の場合は、無理して入浴せず半身浴や清拭で対応する施設もあるようです。
利用前に確認をおすすめします。
◇介護者や家族の負担軽減◇
在宅介護の担い手である介護者は、自宅で日々要介護者のお世話の連続です。
肉体的・精神的負担は介護者へのしかかります。
そんなとき、デイサービスの施設で入浴サービスを利用することで、介護者の自由な時間の増加・介護に対する負担軽減が期待できます。
デイサービスを利用し、短時間でも専門のスタッフの介護で介護者や家族も安心してお任せできるでしょう。
2-2.デメリット
- 感染症のリスク
- 体調によっては入浴見送り
続いて、デメリットについてお伝えします。
◇感染症のリスク◇
デイサービスの入浴を利用する際のデメリットを考えたとき、感染症リスクに不安を覚える人も一定数います。
現在、コロナ禍ということもあり不特定多数が利用する環境に躊躇する人もいるでしょう。
デイサービスではどのような感染対策をされているのか、各施設によって様々です。
デイサービスの利用を検討する際、感染対策について確認することをおすすめします。
リハビリデイサービスりふり の感染対策について詳しくはこちら↓
りふりの感染対策!デイサービスならではの徹底ぶりをご紹介
◇体調によっては入浴見送り◇
デイサービスで入浴をする際、必ず体調チェックを行います。
入浴直前で体調に異変があった場合は、大事を取って入浴を見送りすることもあるでしょう。
楽しみにしていた入浴に入れなくて残念ですが、高齢者や要介護者にとって入浴は身体に負担がかかります。
安心安全に入浴ができる状態で利用しましょう。
3.半日・入浴特化型デイサービスについて
- 半日型デイサービス
- 入浴特化型デイサービス
次に、半日デイサービスや入浴特化型デイサービスについて簡単にお伝えします。
3-1.半日型デイサービス
半日デイサービスは午前又は午後の半日をつかって、入浴やレクリエーション、機能訓練などができるデイサービスです。
施設にもよりますが、少人数制で比較的ゆったりとしているようです。
長時間利用が苦手な人や、隙間時間を有効活用したい介護者にもおすすめです。
3-2.入浴特化型デイサービス
人との交流を嬉しく感じる方もいれば、「入浴はしたいけど1日を通してデイサービスには居たくない・抵抗がある」と感じる方も一定数いらっしゃいます。
上記のように、他のサービスは必要ないが入浴サービスだけ利用したい、という声にこたえる形で「入浴特化型デイサービス」が誕生しました。
コロナ禍の現在、
「不特定多数のいるデイサービスに通うのは心配だけど、入浴サービスは利用したい…」というニーズにも嬉しいサービスとなっているようです。
施設数はそれほど多くはないですが、介護度によって自宅での入浴に不安・住宅事情によって車が入れず訪問入浴サービスが利用できないなど、様々な事情に対応できると期待されています。
4.デイサービスの利用料|入浴のみは介護保険適用?
一回あたり1,000~2,000円程度、お住まいの地域や滞在時間、介護度や利用項目で変動。
デイサービスや入浴サービスについて調べていくと、利用料金はいくらになるか気になるところです。以下、簡単に説明します。
4-1.介護保険適用の「利用料」と「サービス加算」
◆利用料
車での送迎やデイサービスに滞在する、レクリエーションに対して請求される料金
◆サービス加算
入浴など特定の条件を満たすサービスや人員体制に対して追加で請求される料金
デイサービスを1割負担で利用した場合のケースの目安は以下の通りです。
介護保険区分 | デイサービス |
---|---|
要介護1 | 581円 |
要介護2 | 686円 |
要介護3 | 792円 |
要介護4 | 897円 |
要介護5 | 1,003円 |
※利用者負担1割/1回(6時間以上7時間未満)
※「自己負担額1割」「1単位=10円」で計算
引用:厚生労働省 介護報酬の算定構造(R3.1.18)
「利用料」と「サービス加算」は国が「単位」で費用を決定しています。
デイサービスの入浴のみの利用が可能な場合、
送迎(利用料)+入浴サービス(サービス加算)=料金 となります。
4-2.介護保険適用外「食費」と「その他実費」
- 食費は500~1,000円程度
- 施設が用意している日用品(オムツ・タオル‥)を使った場合に請求
デイサービスの入浴のみを利用した際、施設が用意しているオムツやタオルを使用した場合の日用品は、介護保険適用外のため自費となります。
また、食事もプラスした場合も同様に500円〜1,000円程度の自己負担となり、デイサービスの費用は、「利用料」「サービス加算」「食費」「その他実費」の合算になります。
お住まいの地域や単価の違い、食費・滞在時間やサービス加算の増減、各施設によって設定金額は異なります。
利用する前にどれくらい料金が発生するのかをしっかり確認しておくと安心です。
5.【半日利用でも入浴可能!】リハビリデイサービス りふり柴又店のご紹介
「困っているすべての人を助けたい」
「受け入れてもらえない人をなくしたい」
上記をモットーに、りふり柴又店は様々なニーズに対応!半日デイサービスのように、短時間のご利用でもお風呂に入れます。
その理由は、りふりは入浴もリハビリの一環と捉えているからです。
ご家庭のお風呂をイメージした浴室を完備しており、個別でゆったり入浴が可能です。
ご利用までの流れは下記の通りです。
まずは、お気軽にご連絡ください。お待ちしております!
リハビリデイサービスりふり柴又店について詳しくはこちら↓
りふり柴又店webサイト
6.入浴特化型や半日デイサービスの入浴支援を上手に利用しよう!
現在、半日デイサービスを利用しての入浴や、入浴特化型として入浴を専門としているデイサービスなどが増えています。
この記事では、デイサービスで入浴のみの目的やメリット、料金、入浴特化型デイサービスについてお伝えしました。
要介護者が安心安全で入浴ができる環境を、介護者の負担が少しでも軽減できるように、サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
デイサービスについて詳しくはこちら↓
デイサービスとデイケア|どっちを選んだらいいの?違いと選び方を解説
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