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2024.12.25

デイサービスのレクリエーション紹介!簡単で盛り上がるりふりで人気のレク

デイサービスのレクリエーション紹介!簡単で盛り上がるりふりで人気のレク

「デイサービスではどんなレクリエーションをするのかな」
「簡単で、スタッフも利用者も楽しめるレクリエーションを知りたい」

デイサービスのレクリエーションは、利用者同士の交流やリハビリになるため、デイサービスにおいて大事な取り組みです。

今回は、「生活リハビリデイサービスりふり」で実際行われた、人気のレクリエーションをご紹介します。

デイサービスでどのようなレクリエーションをしているのか気になる人や、盛り上がるレクリエーションを探している人は、ぜひ参考にしてください。

デイサービスのレクリエーションとは?

デイサービスのレクリエーションとは?

デイサービスのレクリエーションは、心身の機能向上の一環として行われます。レクリエーションには体を動かす活動や頭を使うゲームなど幅広い種類があり、利用者の体力や認知機能、趣味嗜好に合わせて実施されるのが一般的です。

楽しみながら機能向上や維持を目指せる点や、ほかの利用者・スタッフと交流できる点が、レクリエーションの大きなメリットです。

デイサービスのレクリエーションは、単なる遊びではなく、利用者がいきいきと過ごすために重要な役割を果たしているといえます。

レクリエーションのポイント

  • スタッフも一緒に楽しめるものを選ぶ
  • 難易度が高くないシンプルなものを選ぶ
  • 実施前にシミュレーションする

レクリエーションは、スタッフも一緒に楽しめるものを選ぶのがポイントです。スタッフが率先して楽しめば利用者を盛り上がりやすくなります。利用者とコミュニケーションを取りながらスタッフも楽しめるレクリエーションを導入すると、雰囲気が明るくなり、利用者も楽しんで参加できるでしょう。

また、レクリエーションは難易度が高すぎず、全員が参加しやすいシンプルなものを選びましょう。ルールが多く難しいレクリエーションは、利用者が緊張やストレスを感じるおそれがあります。スタッフと利用者が心から楽しめるレクリエーションを実施することで、スタッフと利用者の関係性もよりよいものになるでしょう。

実施前にスタッフ同士でシミュレーションすることも大切です。行き当たりばったりでレクリエーションを実施すると、思うように進行しないなど本番でうまくいかない可能性があります。

どのように進行するのか、レクリエーションとして成立するのか、事前に練習しておきましょう。盛り上げるのが上手なスタッフがいれば、参考にしたりコツを聞いたりしておくと安心です。

「りふり」で盛り上がった体を動かすレクリエーション

「りふり」で盛り上がった体を動かすレクリエーション

「生活リハビリデイサービスりふり」で実際に実施し、盛り上がったレクリエーションをご紹介します。りふりではさまざまなレクリエーションを実施していますが、まずは体を動かすものから見ていきましょう。

ボッチャ

ボッチャ

ボッチャはパラリンピック公式種目にもなっているスポーツで、年齢や障害の有無に関係なく誰でも楽しめます。

ジャックボールという白い目標球に向かって、チームのボールを投げ、できるだけ近づけるというゲームです。赤と青の2チームに分かれて、最初にジャックボールを投げます。2チームそれぞれが6個のボールを投げたり転がしたりして、ジャックボールにボールを一番近づけられたチームが勝ちです。

適度な運動量とシンプルなルールで、初めてやる人でも気軽に楽しめるでしょう。ジャックボールに近づけるために戦略を練ることやチーム内でコミュニケーションを取ることで、脳の活性化や気分の改善にもつながります

りふり体操

りふり体操は、理学療法士が考案したオリジナルの体操で、介護予防を目的とした簡単な体操です。座位でも立位でも行えるように構成されており、特別な道後は必要ないため、自宅でも簡単に取り組めます。

深呼吸から始まり、手・腕・肩・肩甲骨・太もも・足など全身を使うメニューから成り、単純な動きで効率的に全身運動ができるため、無理せず継続できるのが大きなメリットです。

ご紹介している動画にはありませんが、最後に「わっはっは!」と声を出す体操も組み込まれています。自宅などでは大きな声を出す機会がない利用者も、りふり体操の終盤で大きな声で笑ってもらい、口周りの筋肉を鍛えたり、ストレスを発散したりしてもらうのが目的です。

大きな声を出して笑うことはリハビリにもなり、施設内の雰囲気が明るくなるため一石二鳥だといえます。

高齢者が自宅でできる運動について詳しくはこちら↓
高齢者が自宅でできる運動│理学療法士考案の体操を動画で紹介

健口眠体操

健口民体操は、東大医学部付属病院所属の松平浩特任教授が開発した高齢者向けのトレーニングです。高齢者の自立支援・重症化防止のために口腔機能を含むトレーニングが重要視されている背景から、開発されました。

1回のプログラムで口腔・睡眠・運動器を同時にトレーニングでき、5分間という短い時間で21種類もの運動が盛り込まれた充実した内容となっています。座位で行える運動ばかりであるため、安全性が高く導入しやすい点がポイントです。自然に体を動かしたくなるような明るい音楽の使用など、随所に工夫が盛り込まれています。

最後は決めポーズで終わるため各々の個性を表現でき、楽しみながら体操に取り組めるでしょう。

健口眠体操について詳しくはこちら↓
【高齢者向け体操】健口眠体操バーチャルゲームプログラム│口腔・睡眠・運動器トレーニング

「りふり」で盛り上がった座ってできるレクリエーション

「りふり」で盛り上がった座ってできるレクリエーション

座ってできるレクリエーションは、高齢者が安全に負担なく参加できるのが利点です。介護者がいれば認知症や車椅子の利用者でもできます。

手先を使う作業や集中力が必要な作業が多いため、脳の活性化に役立つでしょう。りふりで盛り上がった座ってできるレクリエーションを3つ、ご紹介します。

牛乳パックジェンガ

牛乳パックジェンガ

牛乳パックジェンガは、牛乳パックをジェンガのような形にカットし、崩れないように積み上げたり抜いたりするゲームです。牛乳パックそのものを積み上げる方法もあります。集中力が養われ、成功すれば最後には達成感を得ることができます。

積み上げたジェンガが崩れる際に大きな音が出ない点や木製のジェンガよりも軽く安全性が高い点も、デイサービスのレクリエーションとして最適です。

玉入れ

玉入れは、利用者の席をカゴを背負ったスタッフがまわり、スタッフが近づいたときを狙って利用者がカゴに玉を入れるゲームです。秋の収穫祭の際には、玉ではなく栗を入れて大変盛り上がりました。シンプルなルールで、利用者同士の交流を深めることができます。

また、カゴの大きさを変化させたり制限時間を設けたりすることで難易度の調節も可能です。参加者の能力に合わせて遊び方を変えられる柔軟性は、玉入れの大きな利点でしょう。

金魚すくい

金魚すくい

りふりでは、折り紙で作った手作りの金魚を机の上に並べてポイですくう、金魚すくいを実施しています。座位でも取り組むことができ、集中力や判断力を養う効果が期待できます。手指や腕など上肢の機能向上にも役立つでしょう。

スタッフによる準備が必要ですが、普段のレクリエーションとは異なるお祭り気分を味わえるため大盛況です。法被を着たりうちわや提灯など夏らしい飾り付けをしたりすれば、よりお祭り感を演出できるでしょう。

「りふり」で盛り上がった脳トレレクリエーション

「りふり」で盛り上がった脳トレレクリエーション

脳トレレクリエーションは座った状態ででき、頭の体操になるため認知症の予防にも役立ちます。3つのレクリエーションをご紹介します。

認知症予防に役立つ脳トレについて詳しくはこちら↓
認知症予防に効果が期待できる脳トレ8選

上海ゲーム

上海ゲームは、積み上げた麻雀牌から同じ絵柄の牌を選ぶことで取り除いていく、パズルのようなゲームです。トランプの神経衰弱と同じ要領ですが、取り除くには牌の左右どちらかが空いていなければならず、牌の上にほかの牌があると取り除けないなど一定のルールがあります。

まだ牌が残っているにも関わらず取り除ける牌がなくなればゲームオーバー、すべての牌を取り切れたらクリアです。単純に同じ絵柄の牌で取り除けばよいわけではなく頭を使う必要があるため、脳トレ効果が期待できます。

将棋

伝統的なゲームである将棋は、高齢者が最初からルールを知っていることが多く、レクリエーションとして楽しんでもらいやすいゲームです。利用者同士の交流になるほか、戦略を練ることで脳の活性化にもつながります。

「歩」の駒だけを自由に動かして相手の「歩」を挟んで取り除く「はさみ将棋」という遊びや、「桂馬」の駒を使って指定のマスまで移動する「桂馬飛び」という遊びなど将棋の駒と盤を使えばさまざまな遊びができる点もメリットです。

ほかの利用者と関わりを持ちながらゲームを進める点や駒を動かすのに手先・指先を使う点からも、脳の活性化が期待できるでしょう。

オセロ

オセロは、相手の石を自分の石で挟み、挟んだ石を自分の石に変えて自分の石を増やすゲームです。最終的に石の数が多いほうが勝ちとなります。相手の動きを読んで先手を打つなど、石の置き方を工夫しなければ勝つことはできないため、頭脳戦となるでしょう。

シンプルでありながら思考力などが鍛えられ、脳のトレーニングとして最適です。認知症予防になるほか、対戦を見るだけでも脳が刺激されるといわれています。

「りふり」で盛り上がった道具なしレクリエーション

「りふり」で盛り上がった道具なしレクリエーション

道具を使わずにできるレクリエーションは、準備なしでもすぐに行える点や利用者が気軽に参加できる点がメリットです。ネタが尽きてしまったときにも役立ちます。りふりでも複数の道具なしレクリエーションを実施しており、そのなかから3つをご紹介します。

後だしじゃんけん

通常のじゃんけんとは異なり、じゃんけんの後に手を出すゲームです。

事前にスタッフが「勝ってください」「あいこになるように出してください」など、条件を言います。スタッフが出したグー・チョキ・パーのいずれかに対して、条件を満たすように参加者が後から手を出す形式です。

集中力や判断力が必要になるため、脳トレ効果が期待できるでしょう。勝ち残り形式にするなど、遊び方のバリエーションが豊富な点も利点です。

指先マラソン

指先マラソン

指先マラソンは、脳の血流を改善する効果が期待できる指先の体操です。四角形を作るように、右手の人差し指と左手の親指、左手の人差し指と右手の親指の先を合わせます。

合わせた右手の人差し指と左手の親指を支点として離さないようにしながら、ほかの指を離しましょう。右手の親指は手前に、左手の人差し指は奥側に回転させ、上で再び指先同士をくっつけます。くっつけた指先同士を支点にしてほかの指先を離し、同じ要領で回転させて再び上で指先同士をくっつけましょう。1セット5秒が目安の速さです。

道具なしで簡単に行うことができ、手先に麻痺がある方のリハビリにもなります。指を持ち上げると難易度が上がり、肘をついて行うと難易度が下がるため、参加者の麻痺の程度や認知機能に合わせてレベルの調整が可能です。

合図で手を叩くゲーム

スタッフが手を叩いたら、参加者も手を叩くというゲームです。単純なルールで参加しやすいですが、すぐに反応する必要があるため集中力が必要であり、脳トレ効果が期待できます。

叩くと見せかけて叩かないなど、スタッフの腕次第で盛り上がり度を高められるでしょう。時間の調整もしやすく、間をもたせるときのレクリエーションとしても便利です。

デイサービスのレクリエーションで楽しく心身機能の向上を

デイサービスのレクリエーションは、楽しみながら体や頭を使うことで心身の機能向上が図れます。ほかの利用者やスタッフと交流をもったり笑ったりする機会にもなり、孤独感の解消や気分転換にもなるでしょう。

スタッフも一緒になって楽しめるレクリエーションを行うと施設全体の雰囲気がよくなり、盛り上がります。また、参加者の麻痺の程度や認知機能のレベルに合わせて実施しましょう。ストレスや緊張を感じずにできる内容にアレンジすれば、レクリエーションに参加するハードルを下げられるからです。

利用者が笑顔で楽しみながら心身機能の向上を目指せるよう、ぜひご紹介したレクリエーションを取り入れたりアレンジしたりしてみてください。




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