退院後にリハビリが受けられる施設を紹介【特徴・リハビリの種類・内容】

「退院後にリハビリはどこで受けられる?」
「介護施設ではリハビリもやっているの?」
退院後にリハビリを受ける施設選びに迷っていませんか?
この記事では、退院後にリハビリを受けられる施設の特徴や種類、内容についてお伝えしています。
■ 病院でリハビリを受けられる方
→ 医師からリハビリの指示を受けた方
■介護施設でリハビリを受けられる方
→ 要支援または要介護認定を受けている方
■退院後にリハビリを受けられる施設
- 病院
- 介護老人保健施設
- 通所リハビリテーション
- デイサービス
- 介護付き有料老人ホーム
- 特別養護老人ホーム
退院後のリハビリが重要な理由

- 体力、身体機能の低下を防ぐ
- 自立した生活を送れるようにする
退院後のリハビリは、身体機能の低下を防ぐのに効果的です。
長期間体を動かさずにいると身体機能が一気に低下してしまいます。
リハビリをしなければ体力が落ち活動量も少なくなっていくでしょう。
さらに、気力が低下してしまうと身の回りのことにも手がつかず、生活の質が落ちていってしまいます。
自立した生活を送れなくなると、本人だけでなく家族の大きな負担となりかねません。
このような悪循環に陥らないためにも、退院後も継続してリハビリを行うことが大切です。
退院後は病院や介護施設・自宅でリハビリ可能!各施設の違いや目的

- 介護施設と医療施設のリハビリの違い
- 自宅でリハビリを受ける
退院後は、病院または介護施設でリハビリを受けられます。
病院では、主に病気やケガからの回復を促すためのリハビリを行います。
一方、介護施設では、退院後に自立した生活を送れるように生活動作の訓練を中心に行います。
それぞれ、目的や内容、対象者が異なるので違いを理解した上で選択するようにしましょう。
病院と介護施設のリハビリの違い
施設 | 病院 | 介護施設 |
目的 | ケガ・病気等の回復 | 自立生活の確立 |
対象者 | 医者からリハビリの指示があった方 | 要介護認定を受けている方 ※施設によっては条件なし |
適用保険 | 医療保険 | 介護保険 |
病院と介護施設のリハビリは、目的や対象者、適用保険が異なります。
病院でのリハビリは、医師の指示があった方を対象に治療を目的としています。
医師からの指示があれば医療保険が適用され、退院後も通院してリハビリできます。
医療保険の自己負担は原則的には3割、70歳以上の方は1~2割です。
なお、疾患によってリハビリの日数に制限があるため、退院前に確認しておくと安心でしょう。
一方、介護施設でのリハビリは、自立した生活を送ることが目的です。
食事する・立つ座る・入浴する・トイレに行く・階段をのぼる等の生活の動作が訓練の一環となります。
介護施設でリハビリを受けるには、基本的には要介護認定を受けている必要があります。
要介護認定を受けると、介護保険を利用して介護施設のリハビリを受けられます。
介護保険の自己負担は1~3割です。
ただし、施設によってはリハビリは全額自己負担の場合もあるので注意が必要です。
介護施設でリハビリを受けたい方で要介護認定を受けていない場合は、まずは地域包括支援センターで申請をしましょう。
医療保険と介護保険のリハビリの違いについて詳しくはこちら↓
『リハビリできない?医療保険と介護保険のリハビリの違いについて』
自宅でリハビリを受ける
昨今は、医療の発展と共に、高齢化社会が進み入院期間が短くなってきています。
そこで需要が高まっているのが「訪問リハビリテーション」です。
訪問リハビリは、理学療法士や作業療法士が自宅に訪問をしてリハビリを行うサービスです。
退院後にも自立した生活を送れるように、身体機能の訓練をはじめ、自宅の環境や介護している家族へのアドバイスを受けられます。
要介護認定を受けている方は原則的に介護保険が適用となり、1~3割負担で利用が可能。
要介護認定を受けていない方、65歳未満の方は医療保険が適用されます。
また、介護保険・医療保険いずれにしても医師から訪問リハビリの指示を受けている必要があります。
利用を希望する場合にはケアマネージャーまたは担当医師に相談するようにしましょう。
訪問リハビリテーションについて詳しくはこちら↓
『訪問リハビリとは?在宅でできるリハビリテーションの特徴やメリット・デメリット』
退院後にリハビリが受けられる介護施設を紹介

- 介護老人保健施設
- 通所リハビリテーション
- デイサービス
- 介護付き有料老人ホーム
- 特別養護老人ホーム
病院ではリハビリを受けられる期間が決まっているため、介護施設で継続的にリハビリをしたいと考えている方が増えてきました。
リハビリを受けられる介護施設はいくつかあり、利用の目的や対象者、特徴等が異なります。
ここでは5つの施設をご紹介します。
ご自身の状況や希望と照らし合わせながら内容をチェックしてみてください。
介護老人保健施設
介護老人保健施設は、退院後に在宅復帰を目指す方向けの施設です。
入所生活に係る支援はもちろんのこと、医師や看護師による医療ケアも受けられるのが特徴となっています。
老健の入所期間は、原則的に3~6カ月間です。
また、短期間で在宅復帰を目指すため、1人につき週2回以上のリハビリを行わなければなりません。
リハビリの内容は、理学療法士や作業療法士が医師の指示を元にプログラムを作ります。
施設によっては個別リハビリだけでなく集団リハビリを取り入れているところもあります。
通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーションは、要介護認定を受けた方が自宅から通ってリハビリを受けられる施設です。
施設で過ごす間は、食事や入浴などの生活支援はもちろんのこと、看護師による健康チェックや医療ケアも受けられます。
リハビリは、理学療法士や作業療法士が個別にプログラムを作成し、利用者様が自立した生活を送れるようサポートします。
デイサービス
デイサービスは、要介護認定を受けた方が日帰りで生活支援を受けられる施設です。
ほとんどの施設では、介護士が食事や入浴、排泄介助、レクリエーション等を通して利用者様の自立支援を行います。
デイサービスでのリハビリの目的は「可能な限り自分の力で生活を送れるようにすること」です。
そのため、理学療法士や作業療法士による医学に基づいた訓練は行われません。
食事をする・体を洗う・ドライヤーをかける・人とぶつからずにすれ違うなどの日常的な動作を意識的に訓練します。
デイサービスとデイケアの違いについて詳しくはこちら↓
『デイサービスとデイケア | どっちを選んだらいいの?違いと選び方を解説』
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームは、介護を必要とする方が居住して生活支援を受けられる施設です。
24時間介護士が常駐し、入所されている方の食事や入浴、排泄などの生活支援を行います。
リハビリに関しても、特別な訓練ではなく生活の動作を通して訓練することがほとんどです。
ただし、介護付き有料老人ホームは民間企業が運営していることが多く、施設の方針やサービス内容はそれぞれの施設で異なります。
利用を検討している方は、事前によく内容を確認するようにしましょう。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、要介護3以上の方が居住して生活支援を受けられる施設です。
24時間介護士が常駐し、食事や入浴、排泄等の生活支援を行います。
また、リハビリに特化した施設ではなく、生活を営む場であるため、本格的なリハビリは導入されていないことがほとんどです。
特養では、できる限り自分の力で生活動作を行えるように日常動作の中で訓練することがリハビリとなるでしょう。
退院後に介護施設でリハビリを受ける際の注意点

有料老人ホーム、特別養護老人ホームではリハビリサービスがない場合もあるので注意が必要です。
また、リハビリの内容も施設によって異なるため、介護施設でリハビリを希望する方はまずはケアマネジャーに相談するようにしましょう。
リハビリの専門家がマンツーマンでサポートしてくれるデイサービスりふり

生活リハビリデイサービスりふりは、身体機能の回復と生活の向上を目指す「生活リハビリ」に特化したデイサービスです。
生活リハビリでは、立つ・座る・歩く・食事をする・体を洗う等の日常の動作を自らの力で行えるように訓練します。
りふりでは、要支援から要介護の方まで幅広く対応しています。
経験豊富な理学療法士がマンツーマンでサポートをしていますので、リハビリを受けたことがない方も安心してお過ごしいただけます。
生活リハビリについて詳しくはこちら↓
『生活リハビリとは?特徴や介護職が行う内容・効果を解説!受けられる施設も紹介』
退院後にリハビリを受けられる施設を探そう

高齢になると長期の入院は身体機能や体力に大きな影響を及ぼします。
また、病院から自宅への環境の変化に適応するのもやさしいことではありません。
退院後には身体機能や体力の向上をはじめ、自立した生活を送るための訓練を行うことも大切です。
医師からリハビリをするよう指示があった方は、病院または訪問リハビリを。
要介護認定を受けている方は、介護施設でのリハビリをぜひ検討してみてください。
また、施設によっては要支援の方や要介護認定を受けていない方も利用できる場合があります。
利用を希望する場合はケアマネージャーまたは地域包括支援センターに相談しましょう。
生活リハビリデイサービスりふりでは、経験豊かな理学療法士によるきめ細やかで質の高いリハビリはもちろん、ご利用者様とそのご家族、働くスタッフに笑顔が生まれるような居心地のよい空間作りを目指しています。
「デイサービスでリハビリを受けたいけれど皆についていけるか不安」
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不安や質問等もお気軽にご相談ください。
生活リハビリデイサービスりふりについて詳しくはこちら↓
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