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2023.5.18

高齢者がスマホを使わない理由は「難しい」!使わないリスクや活用の利点と注意点

高齢者がスマホを使わない理由は「難しい」!使わないリスクや活用の利点と注意点

現代、スマートフォンは日常生活において欠かせないものになっています。しかし、高齢者は「スマホは難しい」と嫌遠してしまい、なかなか浸透していないのが現状です。

今回は、高齢者がスマホを使わない理由やリスク、活用を促すためのサポートについて解説します。

スマホを使えないとどうなる?

スマホを使えないとどうなる?

高齢者がスマホを使用できないと、今後の社会生活の中で支障をきたします。具体的にどのような場面で不便さが生じてくるのかを確認しましょう。

家族と連絡がとりにくくなる

最近では、スマホのアプリで連絡を取る人が増えています。そんな中、高齢者がスマホを使用できないと、家族との連絡手段が限られてしまいます。

スマホを使えるようになれば、スマホ同士でのコミュニケーションで使えるアプリの選択肢が増え、家族と連絡が取りやすくなるでしょう。

デジタル化が進む社会で生活しにくくなる

デジタル化が益々進んでいく中で、スマホが使用できないと生活に不自由さを感じる場面がでてきます。最近はキャッシュレス決済やネットスーパーなど、生活系のサービスがスマホの利用を前提としたものが増えています。

少子高齢化が進む中で、今後も高齢者用のネットサービスが普及していく可能性があるでしょう。今後スマホを使用できなければ、社会に取り残されてしまい、益々生活しにくい状況となるかもしれません。

スマホを活用する上でのメリット

スマホを活用する上でのメリット

スマホは、さまざまなアプリを使うことで暮らしを豊かにしてくれる便利なツールです。ここでは高齢者がスマホを使用する上でのメリットについて解説します。

離れている家族や知人と簡単にコミュニケーションがとれる

スマホがあれば、遠方の親戚や友人などと簡単に連絡を取ることができます。普通の通話だけでなくテレビ電話をすることができ、なかなか会いに行けない親戚や友人とも顔を見て話ができます。

高齢になり疎遠になりがちな方とも、コミュニケーションを取ることができるため、今までと同様に良好な関係を築くことができるでしょう。

生活が便利になる

日常生活の中で、スマホを使用する場面は以前に比べ格段に増えています。スマホを使用すればニュースを読めたり、わからないことを調べられたりと、生活が便利になるでしょう。

また、シニア向けのオンラインサービスに興味があるけど何から始めればいいかわからない方も多いのではないでしょうか?オンラインでのコミュニティーは社会との繋がりを感じられる場になり、より生活が豊かになることでしょう。

シニア向けのオンラインサービスについて詳しくはこちら↓
【シニア向け】オンラインサービス|生活や人生を豊かにする高齢者コミュニティ

新しい習い事や趣味が見つかる可能性がある

何か新しいことを始めたいと思っている方は、スマホで簡単に新しい習い事や趣味が見つかる可能性があります。語学学習やスポーツなど外の教室に通うものから、パソコンやスマホで家からオンラインで習えるものまで、さまざまな習い事があります。

スマホを使えば情報を集めたり見つけたりしやすくなるため、新しい習い事や趣味と出会いやすいでしょう。

また、習い事や趣味で様々な方と交流することは、認知症の予防にも効果的です。社会との関わりを持ち続けると、楽しみや生きがいにも繋がるでしょう。

高齢者に人気の習い事や遊びについて詳しくはこちら↓
高齢者に人気の習い事と選び方を解説|80代でも趣味が見つかる!

見守りが可能

最近では高齢者の見守りにアプリを利用しているご家庭も増えてきています。
高齢者がスマホを持っていれば、見守りアプリをインストールでき、離れて暮らすご家族も習慣的な見守りが可能です。

また、近年は認知症高齢者の居場所特定にGPSアプリを活用しているケースもあります。

スマホを活用する上でのデメリット

スマホを活用する上でのデメリット

スマホを使用する上で、メリットばかりではなく気をつけておきたいことがあります。スマホ使用によるデメリットについて解説します。

料金がかかる

スマホを使用するには、スマホ本体に加え、月々の使用料などの支払いが発生します。固定電話と比べると割高な傾向にあるようで、コスト面でスマホの使用を諦めてしまう方もいるのが現状です。

しかし、大手通信会社に比べて月額費用が安く利用できる格安SIMや、使用頻度などに合わせたリーズナブルなプランを選べば、コスト面での負担を減らすことも可能です。

ネット詐欺に注意が必要

ネット詐欺とは、インターネットを利用して行う詐欺のことです。巧妙な手口のものが多く、スマホを使い慣れていない高齢者は特に注意が必要です。

ネット詐欺には、メールで実在する企業を名乗りURLをクリックさせ個人情報を盗むフィッシング詐欺や、偽装されたサイトにアクセスさせ高額な料金を請求するワンクリック詐欺など、様々な手法があります。

これらの詐欺の被害に遭わないように、怪しいメールは開かない、ネット詐欺の手口を把握しておくなど、対策をする必要があるでしょう。

姿勢の悪化や引きこもりを引き起こす

スマホを使用すると前屈みの姿勢になり、猫背や巻き肩などの姿勢不良を引き起こします。また、外に出なくてもスマホで買い物や習い事などができるため、引きこもりがちになる可能性があります。

正しい姿勢で使用することや、スマホに依存しすぎないことで、今よりも快適な生活を送れるでしょう。

高齢者がスマホを使えるようになるためには

高齢者がスマホを使えるようになるためには

スマホの使い方が難しいと、使用を敬遠している方も多いのではないでしょうか?スマホを使用するには何から始めるとよいのか、その方法を紹介します。

高齢者向けのスマホやサポート体制が充実したキャリアを選ぶ

初めてスマホを使用する方におすすめなのが、大きい文字で操作が簡単なシニア向けのスマホです。シンプルな画面で、ワンタップで電話やアプリを使用でき、スマホ初心者の方も簡単に操作が可能です。

また、携帯会社によって店頭やオペレーターによる操作方法の説明などのサポートが受けられるキャリアもあります。

本人に代わって、家族やオペレーターが遠隔でスマホ操作をサポートする機能があるキャリアもあるため、購入時にはサポート体制が充実しているかどうかも、チェックするポイントです。

自治体が開催するデジタル活用支援講座に参加する

デジタル活用支援講座は、高齢者の方々などを対象にスマートフォンやタブレットなどデジタル機器の使い方を講座形式で支援している取り組みです。

自治体でデジタル活用支援講座を開催しているところもあるため、これからスマホの使用を検討している方や、スマホを持っているけど操作方法に不安のある方は、このデジタル活用支援講座に参加してみることをおすすめします。

また、りふり運営のシグニフィでも葛飾区と連携して地域の方を対象に、デジ活支援講座を開催しています。スマホの基本操作から、LINEの使用方法、QRコードの知識など、その方のレベルに合わせて好きな講座を選択できます。

デジタル化が進む現代で、充実した生活を送るために、このような支援講座を上手に活用していきましょう。

デジタル活用支援についてはこちら↓
デジタル活用支援推進事業とは?

りふり運営のシグニフィが開催しているデジ活支援講座についてはこちら↓
【デジタル活用支援講座】スマホ・タブレットが使えるようになる!?

家族がサポートする

スマホの使用にあたって、何よりも家族のサポートが不可欠です。

わからないことをすぐに聞ける環境作りや、ネット詐欺に遭わないように日頃からメールをチェックするなど、日常の中でできる支援をすることで、安心してスマホを使用することができるでしょう。

りふりはデジタル機器の使用をサポートするデイサービスです

りふりはデジタル機器の使用をサポートするデイサービスです

りふりは、経験豊富な理学療法士や専門職による「生活リハビリ」に特化したデイサービスですが、デジタル機器の使用についてもサポートしています。

身体機能の回復と日常生活の向上を目指しながら、同時にスマホを使用することで、今以上に生きがいを感じながら生活することができるでしょう。

スマホを活用して今よりも充実した生活を送ろう!

スマホを使用することで家族と連絡がとりやすくなる、新しい習い事を始めることができる、生活が便利になる、といったメリットがあります。

スマホを使用する際は、ネット詐欺や姿勢不良などに気をつけながら、上手に日常に取り入れていきましょう!

また、自治体でデジタル活用支援講座を開催しているところもあり、高齢者のスマホ利用を支援しています。りふり運営のシグニフィでも葛飾区と連携して地域の方を対象にデジ活支援講座を開催しているので、興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

生活リハビリデイサービスりふりについて詳しくはこちら↓
生活リハビリデイサービスりふり




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