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2024.8.21

通所リハビリと訪問リハビリの併用は禁止?条件やメリット・デメリットなどを紹介

通所リハビリと訪問リハビリの併用は禁止?条件やメリット・デメリットなどを紹介

「通所リハビリと訪問リハビリは同時に受けられる?」
「併用することでリハビリ効果は上がる?」

より良いリハビリを受けたいと考える方へ、通所リハビリと訪問リハビリの併用についてまとめました。

通所リハビリと訪問リハビリの併用は、一定の条件を満たせば可能です。この記事では、併用の条件、メリット、デメリットについて詳しく解説します。

一人ひとりに合ったリハビリプランを探している方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも通所リハビリと訪問リハビリって?

そもそも通所リハビリと訪問リハビリって?

通所リハビリと訪問リハビリについて、まずそれぞれの特徴を解説します。

通所リハビリとは?

通所リハビリは、介護老人保健施設や病院、診療所などに通って専門的なリハビリを受けることで、身体機能の維持や回復を目指すリハビリテーションサービスです。デイケアとも呼ばれています。

通所リハビリは、要介護1〜5の認定を受けた方で、医師からリハビリが必要と判断された方が利用できます。

施設ではリハビリの他に、食事や入浴、排泄介助など日常生活上の支援が受けられるほか、レクリエーションを通して生活リズムの改善や社会参加も可能です。

送迎サービスもあるため、利用者や家族の負担軽減にもなります。

通所リハビリについて詳しくはこちら↓
デイサービス(通所介護)とは?サービス内容や費用、どんな人が対象かをわかりやすく解説

訪問リハビリとは?

訪問リハビリは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士のようなリハビリの専門家が利用者の自宅を訪問してリハビリや指導などを行うサービスです。

利用者が自宅で自立した生活を送れるよう、リハビリの面からサポートします。

リハビリ以外にも、福祉用具の利用方法や自宅の生活環境・介護環境に関するアドバイス、家族への介助方法の指導など、在宅介護に関する総合的なサポートが受けられます。

「買い物に行けるようになりたい」「自力で食事ができるようになりたい」のような目標に合わせて、一人ひとりに合ったリハビリや介助方法の指導を行うことが特徴です。

訪問リハビリについて詳しくはこちら↓
訪問リハビリとは?在宅でできるリハビリテーションの特徴やメリット・デメリット

通所リハビリと訪問リハビリは条件が合えば可

通所リハビリと訪問リハビリは条件が合えば可

通所リハビリと訪問リハビリの併用は、一定の条件を満たせば可能です。

併用すれば、両サービスの特徴を活かしてより効率よくリハビリが進むでしょう。

併用できる条件に加え、併用におけるメリット・デメリットについても紹介します

条件

  • 家庭内で日常生活動作(ADL)の自立が困難である場合
  • ケアマネジャーが必要と判断した場合

上記が、通所リハビリと訪問リハビリを併用できる条件です。

通所リハビリだけでは家庭内での日常生活動作(ADL)を自力で行うことが難しい場合、家屋状況の確認を含めた訪問リハビリが必要と判断されます。

ADLは、人が日常生活を送る上で必要な基本的な動作のことで、食事、排泄、着替え、入浴、移動などです。

自立したADLが困難で、ケアマネジメントの結果必要と判断されれば、通所リハビリと訪問リハビリが併用できます。

ケアマネージャーの他、主治医の指示も必要です。

メリット

  • 双方のいいとこどりができる
  • 早期回復が期待できる

通所リハビリと訪問リハビリを併用すると、通所リハビリの集団活動による社会性の向上と、訪問リハビリの個別対応による生活環境に即したケアの両立が期待できます。

グループ活動を通して社会との接点を維持できる一方で、家具の配置や手すりの設置など、生活環境の最適化を即座に実践でき、利用者の生活がより充実したものになるでしょう。

また、通所リハビリと訪問リハビリの専門家が異なる視点からケアすることで、より総合的なリハビリが可能です。

リハビリの回数も増えるので、機能回復のスピードアップが期待できます。

デメリット

  • 利用者の負担になる場合がある

通所リハビリと訪問リハビリの併用は、本人にとって負担が大きくなる可能性があることに注意が必要です。

頻繁なリハビリセッションにより、身体的疲労が蓄積する可能性があり、 高齢者や体力の弱い方にとってはつらく感じることがあります。

また、スケジュール調整や環境の変化により、精神的ストレスが増加する可能性もあるでしょう。

リハビリに多くの時間を割くことで、趣味や休息のための時間が減少し、QOLが低下することも考えられます。

身体機能の回復だけに注力せず、何を目標にするかを明確にして、併用を検討しましょう。

通所リハビリと訪問リハビリの併用Q&A

通所リハビリと訪問リハビリの併用Q&A
  • 同日に利用できる?
  • どの地域でも可能?
  • 条件が合わなければ絶対併用できない?

通所リハビリと訪問リハビリの併用に関するよくある質問と回答を、3つまとめました。

同日に利用できる?

通所リハビリと訪問リハビリを同日に利用することは、時間帯が重複しなければ可能です。

同日利用の場合、各サービスの内容を相互に補完的なものにすることで、充実したサービスを受けられるでしょう。

午前中に訪問リハビリ、午後に通所リハビリといった形で、間隔を設けて負担にならないよう配慮してスケジュールを組みましょう。

どの地域でも可能?

一部の地域では、独自の規定により併用を制限または禁止している場合があります。

地域の介護保険課や地域包括支援センターに事前に確認しましょう。

条件が合わなければ絶対併用できない?

条件が合わない場合でも、自費の介護サービスを利用することで、実質的な併用が可能です。

自費の介護サービスはさまざまあるため、通所介護(デイサービス)と訪問リハビリなど、類似サービスの組み合わせも検討できます。

経済的負担もふまえて、自費サービスとの併用を検討しましょう。

自費リハビリについて詳しくはこちら↓↓
自費リハビリって何?保険適用内との違いや効果・料金・注意点など解説

通所リハビリと訪問リハビリの併用で充実した生活を目指そう

通所リハビリと訪問リハビリの併用は、条件さえ満たせば可能です。

条件を満たさない場合でも、自費の介護サービスを利用すれば併用できるでしょう。

通所リハビリと訪問リハビリを併用すると、個別ケアと社会性の両立やリハビリ回数の増加など、相乗効果が期待できます。

利用者や家族などの負担にならないようにプランを組めば、身体機能の早期回復や生活の充実化がはかれるでしょう。

生活リハビリデイサービスりふりでは、一人ひとりの希望に合わせて3つの利用時間を選択でき、訪問リハビリとの無理のない併用が可能です。

一人ひとりの目標や身体条件に合わせたオーダーメイドのリハビリプランで、利用者の笑顔を実現します。

施設の選択も慎重に行いながら、より充実した生活を目指しましょう。




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