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2026.10.25

高齢者が「やることがない」とどうなる?自宅での過ごし方や人気の趣味など

高齢者が「やることがない」とどうなる?自宅での過ごし方や人気の趣味など

「高齢者がやることがないまま過ごしていると、どうなるの?」
「やることがない高齢者は、家でどう過ごせばいいの?」

など気になる方へ、やることがない高齢者に起こる心身・社会的変化や、過ごし方、おすすめの趣味まで解説するため、ぜひ参考にしてください。

やることがない高齢者に生じるリスク

やることがない高齢者に生じるリスク
  • 心身機能の低下
  • 認知機能の低下
  • 食欲低下・低栄養
  • 社会的孤立
  • 生活リズムの乱れ・睡眠の質低下

上記は、やることがない高齢者に生じやすい主なリスクです。1つだけ現れる場合もあれば、いくつかが影響し合って進む場合もあり、現れ方は人によって異なります。

心身機能の低下

高齢者はやることがなくなると、体を動かす機会が少なくなり、体力や筋力だけではなく「何かをしよう」という気力まで一緒に衰えていきます。
歩く・立つといった日常の動作が億劫になり、同時に生活への意欲も低下してしまうおそれがあるでしょう。
体と心に張り合いがない生活が続くと生活範囲が一気に狭まり、閉じこもりや寝たきりへとつながるおそれもあります。

高齢者や持病のある人ほどなりやすいため、注意が必要です。

認知機能の低下

やることがない高齢者は、人と話したり頭を使ったりする機会が減り、記憶力や思考力、判断力などの認知機能が低下する傾向にあります。

少し前の会話を忘れたり、日付がわからなくなったりするほか、買い物の計算や物事の段取りを考えることも難しくなるでしょう。
自分で考えて決める場面が減ると、人に任せることが増え、何事にも受け身になりがちです。

人との交流や思考の機会が少なくなれば、脳への刺激が減って将来的に認知症の発症や進行を早めるリスクが高まるでしょう。

認知症予防の方法について詳しくはこちら↓
認知症予防の方法紹介!発症や進行を遅らせて長く元気でいるためには

食欲低下・低栄養

やることがないと活動量が減ってエネルギーが消費されないため、お腹が空きにくくなり、食事そのものへの関心や食欲も薄れていきます。

体に必要なエネルギーやたんぱく質が足りないと「低栄養」に陥る可能性があり、筋力低下や免疫力低下も引き起こしかねません。

高齢者の場合は低栄養による筋力や免疫力の低下スピードが著しく、一度落ちると元の状態に戻すのが非常に困難です。

低栄養について詳しくはこちら↓
【管理栄養士が解説】高齢者の低栄養とは?原因・症状・予防などについて解説

社会的孤立

高齢者にやることがなくなると、外出の機会が減り、他者との接点が失われて社会から孤立しやすくなります。

社会的孤立は気力や意欲の低下を招き、心身の衰えを引き起こす社会的フレイルにつながる可能性があるでしょう。
また、社会からの孤立は心に隙間をつくり、悪質な詐欺や悪徳商法につけこまれる要因になり得ます。

高齢者のフレイルに関して詳しくはこちら↓
フレイルとは?症状や原因から予防方法までわかりやすく解説!サルコペニアとの違いも

生活リズムの乱れ・睡眠の質低下

やることがなく活動量が減ると、生活のメリハリが失われて体内時計が狂い、生活リズムの乱れや睡眠の質低下を招くことがあります。

退屈さから日中にうたた寝や長めの昼寝をしてしまい、夜の睡眠に大きく影響を与えてしまうことは少なくありません。夜になっても自然な眠気が訪れず、なかなか寝付けなかったり夜中に何度も目が覚めてしまったりすることもあるでしょう。

高齢者が眠れない原因や対策について詳しくはこちら↓
高齢者の「眠れない」はなぜ?原因や改善方法を紹介!すぐ取り入れられる不眠対策も

高齢者は自宅でどう過ごすべき?

高齢者は自宅でどう過ごすべき?
  • 生活リズムを整える
  • 運動をする
  • 外部とコミュニケーションをとる

上記は、やることがない高齢者が自宅で心がけたい過ごし方です。どれも自宅ですぐに始められます。

生活リズムを整える

日中にやることがないと昼夜のメリハリがなくなり睡眠の質が低下しやすくなるため、生活リズムを整えることが大切です。

毎朝同じ時間に起き、日の光を浴びて体内時計をリセットしましょう。食事は3食を決まった時間にとり、1日のリズムをつくっていく必要があります。

朝刊を読む、庭の花や木に水をやるなど、日中の日課を決めると自ずと活動量が増えるでしょう。

寝る前は、テレビやスマホなどの明るい光を避け、眠気が訪れてから布団に入ると寝つきやすくなります。
寝る1〜2時間前に、ぬるめのお湯にゆっくりつかるのもよいでしょう。

運動をする

高齢者が自宅で過ごす時間が長いと、筋力や体力が低下するおそれがあるため、散歩や家事、家の中でできる体操などを毎日の習慣にしましょう。

歩く・掃除機をかける・風呂掃除など、普通に歩くくらい体を使う動きを、1日合わせて40分以上(約6,000歩以上)行うのが目安です。

ほかにも、筋力トレーニングを週2〜3日、ラジオ体操のように筋力・バランス・柔軟性をまとめて使う運動を週3日以上行うとよいでしょう。同じ日にまとめても、別々の日に分けてもかまいません。

体力や身体機能などには個人差があります。1日6,000歩が難しくても、少しずつ無理のない範囲で運動しましょう。

心臓などに持病のある人はどれくらい動いてよいか事前に主治医に確認しておくと安心です。

自宅でできる運動について詳しくはこちら↓
理学療法士考案!高齢者が自宅でできる運動を動画で紹介

外部とコミュニケーションをとる

高齢者が家族や友人と電話などでコミュニケーションをとると、本人の楽しみとなり、脳への刺激や孤独感の解消につながります。

会話の内容は難しく考えず「今日は何を食べた?」「どこへ行った?」などと聞くだけでも本人の様子を知るきっかけとなるでしょう。

決まった曜日や時間に連絡を取り合えば、生活リズムにメリハリがつきます。

ほかにも、近所の人と交流を持ったり、オンラインサービスで外部の人とつながりを持ったりすることも大切です。

自宅で参加できるシニア向けオンラインサービスについて詳しくはこちら↓
【シニア向け】オンラインサービス|生活や人生を豊かにする高齢者コミュニティ

やることがない高齢者におすすめの趣味は?

やることがない高齢者におすすめの趣味は?
  • 園芸・ガーデニング
  • ボランティア活動
  • 地域の交流サロン
  • 通い型の教室

上記は、やることがない高齢者におすすめの趣味や活動です。外部との直接交流が孤独感の解消や脳の活性化につながるでしょう。

園芸・ガーデニング

園芸やガーデニングは、土に触れて体を動かし、育てる楽しみも味わえるため、やることがない高齢者におすすめです。

自宅でも、プランターや鉢植え1つから始められます。水やりや草取り、土運びなどで、しゃがんだり立ったりするため、自然と体を動かせます。

社会参加や交流もしたい場合は、市民農園を使ってもよいでしょう。
市民農園とは、小さく区切った畑を借りて、野菜や花を育てられる農園です。
自宅にスペースがなくても家庭菜園を楽しめ、利用者との交流の場にもなるでしょう。

住んでいる地域の市民農園は、自治体のホームページなどで確認できます。

ボランティア活動

高齢者がボランティア活動に参加すると、社会参加や人との交流などで、外出のきっかけや生きがいづくり、フレイル予防につながります。

ボランティアの内容は、子どもの見守り・読み聞かせ、公園や花壇の手入れ、地域のイベントの受付などです。

まずは月に1回、または短い時間から余裕を持って少しずつ始めてみましょう。

募集情報は、住んでいる市区町村の社会福祉協議会のホームページなどで確認できます。

地域の交流サロン

地域の交流サロンは、近所の人が気軽に集まっておしゃべりや体操を楽しむ場のため、一人で趣味を始めるのが不安な高齢者でも参加しやすいでしょう。

サロンは、地域の民生委員や自治会の役員、ボランティアなど地域の住民が主体となって運営しています。
活動内容はおもに、茶話会、ストレッチ、体操、手芸や編み物、レクリエーションなどです。
自宅以外に居場所と仲間ができ、認知症予防や生活の変化、健康への関心などの効果が期待できるでしょう。

交流の頻度は月に1回程度で、参加費は負担にならない金額であることが多いです。

交流サロンは、地域包括支援センターや市区町村の介護予防窓口に相談して探せます。

通い型の教室

高齢者が通い型の教室に行くと、定期的に外出する機会や、同じ趣味を持つ仲間との交流ができ、生活にメリハリが生まれます。

料理・書道・絵画・俳句・手芸・カラオケ・体操・スマホ教室など、シニアを対象としたさまざまな教室があるため、新しい趣味を見つけられるでしょう。

交流だけではなく、会場まで歩いていくこと自体が運動になる点もメリットです。

自治体の広報紙や公民館、生涯学習センターの講座、地域包括支援センターで探せるため、見学や体験から始めてみましょう。

高齢者に人気の習い事と選び方について詳しくはこちら↓
高齢者に人気の習い事と選び方を解説|80代でも趣味が見つかる!

やることがない高齢者は人とつながる趣味を見つけよう

やることがない高齢者は、体や頭を使う機会や人と関わる場面が減り、心身機能の低下や社会的孤立などを招くおそれがあります。

動かない生活が続くと食欲や睡眠にも影響が出るため、生活リズムや過ごし方の改善が必要です。

自宅では、朝決まった時間に起きて3食食事をとる、散歩や家事で体を動かす、家族や友人と話すといった習慣を意識しましょう。

また、園芸やボランティア、地域の交流サロン、通い型の教室などに参加すると、生活に張りが出て人との交流や運動も可能です。

まずは、住んでいる地域にどんな活動があるか調べてみましょう。




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