BLOG
2022.12.15

冬の過ごし方や注意点|高齢者は寒がり対策や運動で健康管理に気を付けて◎

冬の過ごし方や注意点|高齢者は寒がり対策や運動で健康管理に気を付けて◎

「高齢者が冬に気を付けることは?」
「健康に冬を過ごすためにしたほうがいいことある?」

など、高齢者が健康に冬を過ごすためにするべきことを知りたい方に、高齢者が冬に気を付けることをまとめました。

冬は日常的な部分に健康リスクが潜んでいる季節です。

何気ない行動で対策できることも多いので、少し気にしながら過ごせば元気に過ごせるでしょう。

高齢者は冬の寒さ対策が欠かせない!

高齢者は冬の寒さ対策が欠かせない!

冬は気温が低くなって寒さを感じる季節です。

気温が下がると体温も下がりやすくなり、免疫力も低下する傾向にあります。

加齢とともに体の機能が衰えてくる高齢者にとって、冬は健康リスクが高まる季節と言えるでしょう。

高齢者は体温を下げ過ぎないように寒さ対策をしっかり行う必要があります。

寒くなると起こりやすい健康リスク

寒くなると起こりやすい健康リスク

寒くなるとどのような健康リスクが起こるのでしょうか。

高齢者が寒い冬に起こしやすい具体的な症状などを紹介します。

低体温症

低体温症は、体の中心部分の温度が35℃より低くなって身体の機能に異常をきたす状態です。

激しい震えが起きたり、意識を正常に保てなくなったりします。

最悪の場合は呼吸や心臓の動きが停止し、いわゆる「凍死」を引き起こすことも。

凍死は、夏に問題視されている熱中症の死亡率とあまり変わらないと言われています。

その80%が65歳以上の高齢者で、屋内での発生が大半です。

感染症

冬はノロウィルスによる感染性胃腸炎、インフルエンザなどの感染症が流行る季節です。

寒くなって体温が低くなると免疫力が落ちるため、感染症に罹患しやすくなります。

乾燥しやすい季節に加え、エアコン等で空気の乾燥を加速させてしまうと、喉が乾燥してウィルスが付着しやすくなるので、感染リスクは高まるでしょう。

インフルエンザもノロウイルスも重症化すると命を落とすこともあるため、注意すべき疾患です。

関節痛

気温が低くなってくると、血管が収縮して血流が悪くなる傾向にあります。

血行不良になると筋肉が冷えてかたくなるため、関節にも負担がかかる状態です。

ちょっとした動きでも関節が痛くなることもあり、痛いところを庇おうとして他の部分に負担をかけてしまうという悪循環にも繋がります。

ヒートショック

ヒートショックとは、寒い場所から暖かい場所に移った際、急激な血圧変動を起こることで心臓に負担がかかり、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な疾患を引き起こしてしまう現象です。

気温が低い冬場は、気温差がある場所が多いため、ヒートショックを起こしやすくなります。

高齢者に多いのは、部屋は暖かいけど浴室は寒いという状態でお風呂に入る際にヒートショックを起こす例です。

命に関わる状況になることも少なくないため、気を付けなければなりません。

脱水

脱水は夏場に起こりやすいため、冬場は気を付けなくていいと思いがちですが、冬も脱水の危険性があります。

寒い時期は喉の渇きを感じにくく、水分の摂取量が減少する人が多いでしょう。

しかし、入浴や就寝など、汗をかく場面は冬場でも少なくありません。

乾燥する季節ということもあり、吐く息や皮膚から放出される水分量も増えるため、冬でも脱水を起こすことがあります。

皮膚の乾燥

冬は空気が乾燥するのに加え、加齢とともに皮脂や汗の分泌が減ることで肌の保湿力が低下するため、高齢者は肌が乾燥しやすい状態です。

肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が失われ、痒みなどの肌トラブルが起こります。

肌が弱いと少しの肌トラブルで裂傷なども引き起こすことがあるので、注意が必要です。

冬の健康リスク対策

冬の健康リスク対策
  • 適度な運動
  • 部屋ごとの温度差をなくす
  • 水分補給
  • スキンケア
  • 規則正しい生活

冬の健康リスク対策として必要なことをまとめました。

上記5つのことに気を付ければ、冬を健康に過ごせる確率が高くなるでしょう。

適度な運動

冬は寒くて身体を動かしにくいですが、適度な運動は血行を促進して体温の保持に役立ちます。

体温が保てれば低体温症の予防になるでしょう。

また、運動して血流が良くなれば関節痛の予防や改善になるため、冬でも積極的に体を動かしましょう。

部屋ごとの温度差をなくす

冬はリビングは暖かいけどお風呂場やトイレは寒い、という現象が起こりがちです。

なるべく部屋ごとの温度差をなくすと、ヒートショックを起こしにくくなるでしょう。

脱衣所やトイレに小型ヒーターを持ち込んだり、浴室の床暖房を使用したりして対策してみてください。

また、お風呂では急に立ち上がらない、お湯は約40度で10分以上浸からない、血圧変動が起こりにくいように過ごしましょう。

水分補給

寒い冬は水分補給を忘れがちなので、意識して水分を取るようにしましょう。

1日に1~1.5リットルを目安に水分を摂取するようにしてください。

特に運動や入浴の前後、寝る前や起きたあとは体から水分が放出されているため、水分補給を心がけましょう。

スキンケア

皮膚の乾燥を防ぐために、こまめなスキンケアを行いましょう。

手は乾燥しやすい部位なので、ハンドクリームを持ち歩くなどして頻繁に塗ってください。

起床後や入浴後にボディクリームを塗ったり、洗顔後に化粧水や乳液をつけたり、美容アイテムの力も借りて保湿を行いましょう。

規則正しい生活

決まった時間に起きたり寝たりし、食事にも気を付け、規則正しい生活を送ることは免疫力アップに繋がります。

免疫力が向上すれば、冬の健康リスク対策にもなるため、規則正しい生活を心がけましょう。

生活リハビリデイサービスりふりで実施している健康リスク対策

生活リハビリデイサービスりふりで実施している健康リスク対策

生活リハビリデイサービスりふりで実施している健康リスク対策の一部を紹介します。

冬でも利用者さまが健康に過ごせるように、さまざまな工夫をしています。

りふり体操

りふりでは、りふり完全オリジナルの「りふり体操」を行っています。

りふり体操は、介護予防を目的にりふりの理学療法士が考案しました。

腕と足の運動が座位や立位で行えるように構成されており、誰でも簡単に行えます。

りふり体操について詳しくはこちら↓↓
毎日元気に りふり体操!

入浴後の水分補給

りふりでは、利用者さまが入浴したあと、必ず水分を摂るように促しています。

入浴中はたくさん汗をかくため、喉が渇いていないと感じていても身体が水分不足になっている可能性があります。

入浴後は必ずコップ1杯以上の水を飲むように促し、水分補給を徹底しています。

健康に気をつけながら冬も元気に過ごそう

冬は低体温症やヒートショックなど、さまざまな健康リスクが高まる季節です。

高齢者にとっては、日常のなかでもあらゆる危険が出てきます。

適度な運動をしたり、部屋ごとの温度差をなくしたりして、冬の健康リスク対策を心がけましょう。

りふりでは、完全オリジナルのりふり体操を実施し、入浴後に水分補給をするなど、徹底して利用者さまの健康管理を行っています。

どんな運動をしたらいいかわからない人は、ぜひりふり体操を参考にしてみてください。




カテゴリー|ブログ