デイサービスの誕生日会を盛り上げる方法!出し物やおすすめのプレゼントなど紹介
「デイサービスの誕生日会は何をすればいい?」
「日常の業務に支障が出ない範囲でデイサービスの誕生日会をしたい」
と考える事業所の方に向けて、デイサービスでの誕生日会を企画する具体的な方法をまとめました。
利用者に喜んでいただける実施方法から、効率的な準備の進め方、おすすめの出し物やプレゼントまで、現場ですぐに活用できる情報を詳しくご紹介します。
デイサービスで実施する誕生日会の目的
デイサービスでは、誕生日会をきっかけに利用者が心身ともに元気になることを目的としています。
自分が生まれたことをお祝いしてもらうイベントは、何歳になっても嬉しいでしょう。
そのため、利用者にとってデイサービスの誕生日会は喜びを感じられる貴重な機会です。
楽しい経験やポジティブな感情を感じるとドーパミンが分泌され、脳が活性化して心身の健康が促進されます。
誕生日会での歌や会話、ゲームなどの活動は、利用者の認知機能の維持・向上に役立ち、脳の活性化も期待できるでしょう。
「自分の存在が大切にされている」という実感は、日々の生活への意欲を高め、精神的な健康維持につながります。
デイサービスで贈る誕生日プレゼントは何がいい?
- 誕生日カード
- ミニアルバム
- スタッフからの寄せ書き
デイサービスの誕生日会では、上記が一般的かつ喜ばれやすいプレゼントです。
スタッフの負担が少なく、かつ利用者にも喜んでもらえるでしょう。
誕生日カード
誕生日カードは、手軽でありながら心のこもったプレゼントの代表です。
市販のカードを使用する場合も、一枚一枚に手書きのメッセージを添えると、温かみのある贈り物となるでしょう。
日頃の感謝の気持ちや、その方の良いところ、印象に残っているエピソードなどを具体的に書くと、より心に響くプレゼントとなります。
カード選びのポイントは、文字が大きく見やすいもの、ごちゃごちゃしていない上品なデザインのものを選ぶことです。
デザインを毎年変更する、季節ごとに変更するなどすると、日ごろの業務を圧迫せずにもらう楽しみを増やせるでしょう。
ミニアルバム
デイサービスでの楽しい思い出を詰め込んだミニアルバムは、とても喜ばれるプレゼントの一つです。
家族の方々と共有できるため、施設での様子を知っていただく良いきっかけにもなるでしょう。
日々のレクリエーションや行事での写真、作品づくりの様子など、その方の笑顔が詰まった写真を5~6枚程度選んでアルバムにまとめます。
写真の下には日付や出来事の簡単な説明を添えると、思い出が振り返りやすくなるでしょう。
アルバムは市販の手頃なものを使用し、デコレーションは控えめにすると、見やすいアルバムになります。
スタッフからの寄せ書き
色紙やメッセージボードを使用したスタッフからの寄せ書きは、準備は簡単でも心に残る贈り物です。
メッセージはその方の普段の様子やスタッフとの思い出など、具体的なエピソードを交えて書くとより心に響くものとなるでしょう。
文字の大きさや色使いにも配慮し、見やすさを重視します。また、イラストや写真を添えると、より華やかな仕上がりになります。
デイサービスの誕生日会でやるべき出し物
- バースデーソングの合唱
- 記念撮影
- プレゼント贈呈式
誕生日会を盛り上げる出し物は、利用者の体調や認知機能に配慮しながら、全員で楽しめるものを選びましょう。
時間配分を考え、無理のない範囲で実施することが大切です。
以下の定番な出し物は、準備も比較的簡単で、喜んでいただける内容です。
バースデーソングの合唱
誕生日会の定番である「ハッピーバースデー」の合唱は、大勢で声を合わせると一体感が生まれ、主役の方を祝福する雰囲気を作り出せます。
歌う際は、皆が声を出しやすいゆっくりとしたテンポや高さを心がけましょう。
また、手拍子を加えると、歌うことが難しい方も参加しやすくなります。
高齢者が急に音程やテンポを揃えることは難しいかもしれません。CDやピアノの伴奏があると歌いやすく、かつ華やかになっておすすめです。
記念撮影
誕生日会の思い出を形に残す記念撮影は、忘れずに行いましょう。
「家族に見せる」「後で思い出すことで記憶力を強化」「許可が得られると施設の広報資料としても使用できる」
というメリットがあります。
主役の方を中心に、参加者全員で撮影するグループ写真と、主役の方の単独写真を撮ることがおすすめです。
撮影した写真は、その場でポラロイドカメラで印刷したり、後日プリントしてお渡ししたりすることで、思い出のプレゼントとなるでしょう。
プレゼント贈呈式
プレゼント贈呈式は、誕生日会の中で最も主役の方が輝く瞬間です。
スタッフが代表してプレゼントを手渡す際は、マイクを使用して全員に聞こえるよう、お祝いの言葉を添えましょう。
普段の様子や、スタッフや他の利用者との良いエピソードを交えると、より心温まる贈呈式となります。
認知機能に不安がある方の場合は、開封のお手伝いをさりげなく行い、ゆっくりとした進行を心がけましょう。
デイサービスで開催する誕生日会の注意点
誕生日会を安全かつ楽しく開催するためには、食事に関する配慮や、参加者全員が楽しめる環境づくりは欠かせません。
事前の準備と当日の進行において、以下の2点に特に注意を払いましょう。
ケーキの準備は慎重に
誕生日会の定番であるケーキには配慮が必要です。糖尿病や嚥下障害、アレルギーがある利用者がいる場合は、必ず事前に医師やご家族に確認を取りましょう。
また、ケーキのサイズは小さめにし、一人分の量を控えめにすると、体調管理の面でも不安なく提供できます。
低糖質のケーキや、寒天やゼリーのような個別に対応したデザートにする場合は、フルーツやデコレーションの工夫で見た目の華やかさを演出しましょう。
ろうそくを使用する際は火災や火傷などに十分注意し、必要があればスタッフが一緒に吹き消すなどの対応をします。
主役以外の利用者も楽しめるようにする
誕生日会は主役の方を祝う特別な機会ですが、参加される他の利用者全員にとっても楽しいイベントとなるような工夫が必要です。
全員が楽しめるプログラムを用意すると、参加者同士のコミュニケーションが促進され、孤独感の軽減や社会的なつながりの強化につながります。
全員に誕生日仕様のおやつを用意したり、全員が参加できるレクリエーションを組み込むと、より一体感が生まれるでしょう。
座席の配置も工夫し、主役の方と他の利用者が自然に交流できる環境を作るのもおすすめです。
生活リハビリデイサービスりふりの誕生日会
生活リハビリデイサービスりふりでは、利用者の誕生日を大切にお祝いしています。
写真やメッセージを沿えたバースデーカードを「ハッピーバースデー」の歌とともにお渡しするのが通例です。
利用者が幸せに歳を重ねていけるように、心をこめてお祝いしています。
生活リハビリデイサービスりふりの誕生日会の様子はこちら↓
生活リハビリデイサービスりふり春江店Instagram
心のこもった誕生日会で利用者もスタッフも笑顔に
デイサービスでの誕生日会は、お祝いの場以上の意味を持ちます。
利用者が歩んできたこれまでの人生を祝福する機会として、丁寧に準備し実施したいイベントです。
プレゼントや出し物は、その方の好みや体調に配慮しながら、心のこもったものを選びましょう。
また、誕生日会は他の利用者との交流を深める絶好の機会でもあります。全員が参加しやすい環境づくりと、安全面への配慮を忘てはいけません。
スタッフの負担にならない範囲でできることから始めていくと、継続的に実施できる有意義な誕生日会が実現できるでしょう。
カテゴリー|ブログ