高齢者の電気代はいくら?平均額や割引、補助金などを解説

「高齢者のいる家庭の電気代はどれくらいかかるんだろう」
「高齢者の電気代を安くするにはどうしたらいいんだろう」
など知りたい方へ、高齢者の電気代が高くなりやすい理由や節約方法、利用できる補助制度を紹介します。
年金で生活する高齢者世帯などは、電気代を気にして冷暖房の使用を控えている方もいるかもしれません。
しかし、高齢者は室内環境を快適に保たないと、夏は熱中症、冬はヒートショックのリスクが高まります。
節約方法や補助制度を知っておけば、出費を抑えながら快適に過ごせるでしょう。
高齢者の電気代平均額

2025年の家計調査によると、65歳以上単身世帯が払う1か月の電気代平均額は8,525円です。
物価高騰の影響もあり、2024年の7,643円から上昇しています。
単身世帯全体の平均は7,337円であるため、高齢世帯は全体平均よりも約1,200円高い傾向があります。
参考:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2025年
高齢者の電気代が高くなりやすい理由

- 日中の在宅時間が長い
- 家電が古い
- 身体機能の変化
高齢者の電気代が高くなる理由として上記3つが挙げられます。それぞれ詳しくみていきましょう。
日中の在宅時間が長い
高齢になると退職や身体機能の低下、家族構成の変化などによって以前ほど外出しなくなる方は少なくありません。
在宅時間が長くなると、照明やエアコンの使用量が増え、電気代が高くなりやすいです。
家電が古い
古い家電は最新機種に比べて消費電力が大きく、電気代が高くなりやすい傾向があります。
高齢者のなかには家電が故障するまで使う人も多く、消費電力が大きい古い家電を使い続けている人は少なくないでしょう。
特に、昔のエアコンは近年の猛暑を想定して作られていないため、電気を大量消費しなければ厳しい暑さに対応できないということが考えられます。
古い家電を使い続けるよりも、省エネ性能が高い機種に買い替えた方が電気代を抑えられるでしょう。
身体機能の変化
| 身体機能の変化 | 電気使用量が多くなる理由 |
|---|---|
| 視力の低下 | 明るさを感じにくく、照明をつけている時間が長くなる。 |
| 体温調節機能の変化 | 夏は熱がこもりやすく、冬は冷えやすいため冷暖房の使用機会が増える。 |
一般的に、高齢になると視力や体温調節機能などが低下することから、それを補うために家電の使用機会が多くなるでしょう。
高齢者の電気代が割引になるプランはある?

- シン・エナジー:【昼】生活フィットプラン
- スマ電CO2ゼロ
- Looopでんき「スマートタイムONE」
高齢者の電気代が割引になるプランは、大手電力会社にも新電力にもほとんどありませんが、上記のように日中の電気料金を抑えられるプランはあります。
シン・エナジー:【昼】生活フィットプラン
- 平日の昼(9〜16時):20.05円/kWh
- 平日の朝夕(6〜9時・16〜23時):32.65円/kWh
- 平日の夜(23〜6時):22.98円/kWh
※東京電力エリア
シン・エナジーは時間帯ごとに電気料金が変わるプランです。上記は東京電力エリアの料金で、エリアによって単価は異なります。
昼間の料金単価が安いため、日中の在宅時間が長い人や昼間の電気使用量が多い家庭ほど、電気代を抑えやすいでしょう。
ただし、朝夕の料金は高めのため、朝夕の電気使用量が多いと割高になる可能性があります。
参考:シン・エナジー公式サイト
スマ電CO2ゼロ
- 昼間時間:26.90円/kWh
- その他の時間29.90円/kWh
※東京電力エリア(従量電灯B)
スマ電CO2ゼロは基本料金0円が特徴の電力プランです。
東京電力エリアでは、昼間(9〜15時)は26.90円/kWh、それ以外の時間は29.90円/kWhの固定料金です。
昼間の料金単価は安く設定されているため、利用状況によっては電気代を抑えられる可能性があります。
Looopでんき「スマートタイムONE」
スマートタイムONEは、基本料金は0円で、電気料金が市場価格に応じて30分ごとに変わるプランです。
一般的に電気の需要が少ない昼間は安く、需要が増える夕方から夜に高くなりやすいといわれています。
電気需要があまりない昼間に電気を多く使う高齢世帯などに向いているでしょう。
高齢者の電気代補助について

- 国の電気・ガス料金支援
- 各自治体の支援
高齢者の電気代は、国や自治体が支援している場合があります。
利用できる制度がないか、事前に確認しておきましょう。
国の電気・ガス料金支援
社会情勢や物価の動きに応じて、国や自治体による電気・ガス料金の負担軽減策が実施されることがあります。
2026年は使用量が多いとされる7〜9月の電気・ガス料金が支援されることとされました。
支援策の内容は国の経済状況や政府の方針によって異なるため、政府から発表があった際は最新情報を確認してみましょう。
各自治体の支援
自治体によっては、エアコンの購入や設置の費用を支援している場合があります。たとえば葛飾区は、住民税非課税世帯を対象にエアコンの購入費を補助している自治体です。
その他、給付金の配布や遮熱・断熱リフォームの補助を実施している自治体もあります。各自治体で支援の内容や条件などが異なるため、各自治体のホームページなどから情報を確認してみましょう。
高齢者の電気代削減は料金プランの見直しと補助のチェックから
高齢者の電気代は、在宅時間の長さや古い家電の使用、身体機能の変化などが重なり、現役世代よりも高くなりやすい傾向にあります。
電気代が高くなることを理由に冷暖房の使用を控えると、夏は熱中症、冬はヒートショックなど健康面のリスクが高まるため注意が必要です。
電気代が気になるときは、まず単価が安いプランへの見直しや、国・自治体の補助が利用できないか確認してみましょう。
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