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2021.12.6

転倒予防!身体の状態を知ろう

こんにちは!
前回の記事では、「ぬかづけ」を合言葉に外的要因についてご紹介しました。今回は転倒事故を引き起こす内的要因についてお話していきます。

内的要因とは、病気やくすり・加齢が転倒の原因となり得る身体の状態のことです。加齢によるものだけではなく、日常的に服用しているお薬など気づきにくいものが原因となる場合もあります。では、3つの内的要因を見ていきましょう。

① 病気
転びやすい状態が病気の症状のひとつである場合があります。例えば、糖尿病や多発性脳梗塞・パーキンソン病などが挙げられます。気になる症状がある場合は、かかりつけのお医者さんに早めの相談をしてみてください!

② くすり
くすりの作用・副作用によって、転倒しやすい状態が生まれてしまうことがあります。使用上の注意などをしっかりと理解しておくことが大切です。また、半年に一度、くすりの種類と量の点検を主治医と薬剤師に依頼しましょう!そうすることにより、転倒リスクの軽減に繋がります。

③ 加齢
年を重ねるとともに運動機能が徐々に低下してしまい、2つ以上の動作を同時に行うことが難しくなっていきます。例えば、「散歩中にご近所さんに話しかけられ、歩きながら応答したらバランスを崩して転倒してしまった」ということもあります。こういったことを防ぐためには、二重課題トレーニングが効果的です!以下のように「足踏み+しりとり」など、2つ以上の課題を同時に行います。

今回は、転倒事故を引き起こす要因のひとつである内的要因についてお話してきました。生活環境の見直しと合わせて、くすりの点検やトレーニングも行っていくことが大切です。全3回「転倒予防」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?転倒リスクを正しく知って、転倒を予防していきましょう!

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