高齢者の足のむくみについて|原因やマッサージなどの解消法やおすすめのグッズなど

「高齢者の足がむくみやすいのはなぜ?」
「高齢者の足のむくみを軽減する方法は?」
などが気になる方のために、高齢者の足のむくみについてまとめました。
高齢者は身体機能の低下や生活習慣の変化などで足がむくみやすい傾向にあります。ただのむくみではなく疾患が隠れているケースもあるため、危険な症状かどうか見極めつつ適切な対処が必要です。
この記事では、高齢者の足がむくむ原因やマッサージといった解消法などを解説いたします。
高齢者の足がむくんだ際の症状

- すねを5秒間指で押すと跡が残って戻りにくい
- 夕方になると靴がきつくなる
- 皮膚から水が出る
上記のような症状は、足がむくんだ際に現れる症状です。
むくみの正体は、血液中の水分が血管から漏れ出たものといわれています。そのため、むくんだ足は水を含んだスポンジのような状態となり、すねを指で押すと跡が残って戻りにくくなるでしょう。
また、生活していると重力で水分が足の方に溜まり、夕方ごろには靴がきつくなるといった症状が現れることがあります。
進行してむくみが強くなると行き場を失った皮下組織の水分が皮膚から染み出ることもあり、そうなれば早急な受診が必要なケースもあるため、注意が必要です。
高齢者の足がむくみやすい原因

- 身体機能の低下
- 生活習慣の変化
- 疾患や服薬など
高齢者の足がむくみやすくなるのは、身体機能の低下や生活習慣の変化、疾患や服薬の影響などが原因です。
加齢により筋力が衰えると、血液やリンパ液を心臓へ押し戻す働きが弱くなり、下半身に水分がたまりやすくなります。
外出や運動の機会が減ったり、トイレが近いことなどを気にして水分を控えたりするといった生活習慣の変化も、足がむくみやすくなる原因と考えられるでしょう。
また、心臓や腎臓などの疾患がある場合や、服用している薬の影響によって体内の水分バランスが崩れ、足のむくみとして現れます。
高齢者の足がむくむ原因について詳しくはこちら↓
高齢者はなぜ足がむくみやすい?考えられる原因と注意すべきポイント
高齢者の足のむくみ解消が期待できる習慣

- マッサージ
- 運動
- 食事
- その他
上記の習慣は、高齢者の足のむくみ解消が期待できるといわれています。
いずれも特別な道具や体力を必要とせず、今日から始められる方法ばかりです。むくみの原因によっては推奨されない方法もあるため、基礎疾患がある場合などは医師に相談してから行いましょう。
高齢者の足のむくみの解消が期待できる習慣について詳しくはこちら↓
高齢者の足のむくみを解消するには?運動や意識するといい姿勢などを紹介
マッサージ
足のマッサージは、滞った血液やリンパの流れを促進して高齢者の足のむくみを軽減する効果が期待できます。
心臓に遠い部分から心臓に向かってマッサージすることが基本であるため、足裏からふくらはぎ、太ももの順番でマッサージしましょう。
手の動きも末端から心臓に向かって動かし、血液やリンパを心臓に戻すことを意識することがポイントです。
力を入れすぎると皮膚を傷つける恐れがあるため、気持ち良いと感じる程度の強さで行いましょう。
足のむくみに有効なマッサージについて詳しくはこちら↓
【高齢者向け】足のむくみを解消するマッサージ│メリットやデメリット・注意点など
運動
- かかと上げ下げ運動
- 足首回し
- 足指グーパー
上記の運動は、ふくらはぎや足首、足の指を使う運動で、足の血流が改善してむくみ解消に役立つといわれています。特に大きな筋肉があるふくらはぎを動かすことは、足のむくみを解消するのに重要です。
椅子の背や壁につかまった状態や座った状態でも行えるため、無理のない範囲で足を動かしてみましょう。
食事
カリウムやビタミンなどは、高齢者の足のむくみ解消に役立つ栄養素といわれています。カリウムやビタミンは余分な水分を排出する働きが期待でき、巡りのいい体づくりをサポートしてくれるでしょう。
含有食品には、バナナやほうれん草、きゅうり、かぼちゃなどがあります。
ただし、基礎疾患がある場合などはカリウム摂取制限があるケースもあるため、医師に相談しましょう。
その他
- 椅子に座るときは足置きを使う
- 寝るときは足の下にクッションなどを置く
- 長時間の同じ姿勢を避ける
食事や運動のほかにも、日常生活で上記を取り入れてみましょう。椅子に座るときは足置きを使って足を少し高くすると、下半身に水分が集中しにくくなります。
寝るときも、足の下にクッションやタオルを置いて足を高くすると、重力で滞った血液やリンパ液が心臓に戻りやすくなるでしょう。
長時間同じ姿勢を続けると血流が悪くなるため、座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢を避けることも大切です。
高齢者の足のむくみ解消が期待できるグッズ

- 弾性ストッキング
- メディキュット
高齢者の足のむくみ対策として、市販されているグッズの活用も検討しましょう。
弾性ストッキングやメディキュットは、足に適度な圧力をかけて血液の流れを促進する効果が期待できます。
高齢者の足のむくみには、爪先までカバーするタイプを選びましょう。爪先があいているタイプは、つま先のむくみを助長する可能性があります。
高齢者の足のむくみで注意すべきこと

- 危険なむくみを見極める
- 間違った対処法を避ける
- 受診する際は内科
高齢者の足のむくみを悪化させたり病気の兆候を見逃したりすることのないよう、上記に注意しましょう。
危険なむくみを見極める
- 片足だけむくんでいる
- むくみ以外の症状を併発している
- 指ですねを押すと1分以上戻らない
上記のような状態などは、足のむくみが重大な疾患の症状となっているケースがあります。
むくみが片足にだけ出ている場合、血栓がつまる深部静脈血栓症など、緊急性が高い疾患である可能性があるでしょう。
息苦しさや胸の痛み、急激な体重増加などむくみ以外の症状を併発している際も注意が必要です。
また、症状がむくみのみであってもすねを指で押して1分以上へこみが残る場合は重度のむくみと判断され、体内で異常事態が起こっているケースもあります。
危険なむくみの兆候が現れたら、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
間違った対処法を避ける
- 水分を控える
- きつすぎる着圧ソックス
- 強すぎるマッサージ
上記の対処法は、高齢者の足のむくみを悪化させてしまうおそれがあります。
むくんでいるからといって水分を控えると、体は水分をため込もうとして逆にむくみやすくなるでしょう。
高齢者は脱水に陥りやすいといわれているため、水分を控えれば別の健康問題に発展することもあります。
また、きつすぎる着圧ソックスは血流を妨げたり、皮膚を傷めたりする原因です。弱い着圧のものを選び、可能であれば医師など専門家に相談して選びましょう。
強すぎるマッサージも、皮膚や血管に負担がかかり内出血や炎症を招くおそれがあるため、注意が必要です。
受診する際は内科
高齢者の足がむくんだ際は、内科を受診するのが一般的です。内科では、全身の状態を踏まえて、むくみの背景にある体の不調がないかを確認します。
すでに基礎疾患がある場合は、担当の医師に足のむくみについて相談してみましょう。
受診の際は、むくみが出始めた時期や左右差、他に気になる症状などを伝えると原因を見つけやすくなります。
高齢者の足のむくみを正しくケアしよう
高齢者の足のむくみは、加齢による筋力低下や血流の悪化などが原因です。
マッサージや適度な運動、カリウムを意識した食事など、日常生活でできる対策を継続すると改善が期待できます。弾性ストッキングなどのグッズも取り入れてみましょう。
片足だけのむくみや他の症状を伴う場合などは何かしらの疾患が隠れている可能性があるため、内科を受診しましょう。
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